「記事を外注して作ろう」となったとき何をすればいいのか(2)ライターor制作会社どちらへ頼むのか編
こんにちはまくらです。最近シェイプキューブというトランポリンクッションを買ったのですが、めっちゃ疲れるのでほとんどやってません…。
さて2記事目の今回は、タイトルにもあるようにライターさん(制作会社)探しのお話です。
前回も書きましたが、「記事を外注して作ろう!」となったときの手順をおさらいすると以上のような感じです。
今日は2の「ライターor制作会社 どちらへ頼むか考える」について書いていきたいと思います。
私もこれまで、記事作成などしたときにライターさんへ直接依頼したこともありますし、ライターさんを抱えている制作会社へ発注したこともあります。
さらに、前職では自分が記事制作の制作会社で校正として勤務していました。
なので、そのような経験からそれぞれを利用するメリット・デメリットをまずは書いていきます。
個人のライターさんに頼むメリット・デメリット
まずは個人のライターさんに頼むメリットとデメリットを思いつく限り書いていきます。
【ライターさんに頼むメリット】
まずメリットについてですが、やはり一番は費用が安いことです。ただし、ランサーズやココナラなどのサービス経由だと、結局手数料込みの価格を支払っているので、個人に発注したとしても、やや割高です。
サイトを通さずにライターさんを見つけ、直取引できればそのライターさんの最安値でお願いできます。
2つ目の「毎回頼める」というのは、制作会社に頼む場合、制作会社によってはライターさんを固定せずに毎回毎回違う人が書く可能性もあり、気に入った人に頼めないことも考えられます。
でも個人ライターさんの場合だと、スケジュールを聞いて空いていれば頼めるのです。
さらに、ライターさんとのやり取りはなんだかんだで「CtoC」のような関係になるので、自然とだんだん仲良くなれます。
すると、発注スケジュールが少し遅れても「大丈夫ですよ!」と早めに対応してくださったり、追加料金を払わずに神対応をしてくださったりすることもあります。
制作会社とのやり取りは結局「BtoB」なので、おまけしてくれたり、人として仲良くなるということはそこまでないかな…という印象です。
【ライターさんに頼むデメリット】
一方でデメリットは、なんといってもいきなり音信不通になる可能性があることです。
まだ人となりが分かっていない新規のライターさんのほうが、いなくなる可能性は高いのですが、まれに慣れ親しんだライターさんも、心身の不調により急にいなくなってしまうこともあります。
他にも、故意でなくても身内の方のご不幸や何らかのトラブルでなどで、その方が書けなくなると原稿がストップしてしまうのは、どうしても個人ライターさんへ頼むデメリットといえます。
また、制作会社の場合は何人もライターさんがいるので、「この日までに5記事欲しい」といえば、いろいろな人に振り分けて原稿を完成させられますが、個人のライターさんは希望するスケジュールでお願いできない場合もあります。
でもこの場合は、早めに予定を押さえられれば解消できるので、そこまでデメリットというほどデメリットでもないかもしれません。
制作会社に頼むメリット・デメリット
次に、記事制作を専門に行っている制作会社へ依頼する際のメリット・デメリットを書いていきます。
【制作会社に頼むメリット】
制作会社と個人ライターの大きな違いは、制作会社は「何人もライターを抱えている」点です。
個人のライターさんは1人しか稼働できないので、頼める本数と記事数に限界がありますが、制作会社は何人もいるため、まとめて依頼できます。
そこが強みであり、大きなメリットです。
たとえば1カ月15記事作るとして、個人ライターさんの場合1人に依頼できるのが5本とすると、ライターさんを3人探してアサインする必要があります。
ですが制作会社の場合は15本まとめてお願いできますし、依頼時のやり取りも担当者と1回行えば済みます。
※個人ライター3名の場合は打ち合わせ×3ということになりますよね
また、会社として行っている以上、きちんと契約をした上で発注をするため、「原稿が来ずに音信不通」ということは滅多にありません。(もちろん個人ライターさんの場合も、そんなに頻繁にあるわけではないのですが…)
さらに、「これまで不動産系の記事を作っていたけれど、保険関係の記事も作りたい」と別ジャンルを作りたくなったときも、さまざまなライターさんを抱えている制作会社では、対応してもらえます。
まとめると、制作会社のほうがライターの数が多いので、いろいろと融通がききやすいという点が大きなメリットかなと思います。
【制作会社に頼むデメリット】
上記で「いろいろと融通がきくことがメリット」と書きましたが、そのため費用が高くなることがデメリットです。
前回お伝えした1文字3円は、制作会社からライターに払う場合も変わらないので、その上に制作会社の人件費(営業担当者・ディレクション担当者・校正担当者)が上乗せされる形です。
ものすごくざっくりお伝えすると、個人のライターさんに頼む費用の2~3倍かなと思います。
3,000文字の記事の場合、個人ライターでは9,000円(1文字3円)ですが、制作会社に依頼すると2~3万円ほどがかかるでしょう。
これは記事制作にかかわらず、どの業界でも関係者が多くなりサービス面が良いほど費用は高くなります。
また、もう1個のデメリットとして挙げた「クオリティがなかなか向上しづらい」については、一概には言えないかもしれませんが、私の経験ではそのように思います。
個人のライターさんはやはり、個人対個人なので直接「こう直してください」と伝えれば言葉も響くのですが、制作会社の場合は営業の担当者に改善ポイントを伝えることになります。
営業担当→ディレクション担当→書いているライターと伝えることで、修正の本質が薄まってしまう可能性があります。
加えて、制作会社の担当者もライターさんも、さまざまな会社の案件を担当しているので、「この会社は××がポイント」というのを全部覚えきれないという点もあります。
そのため、最低限のトンマナは守ってもらえても、「発注の回数を重ねるごとに原稿が良くなっていく」という点は、制作会社に依頼する場合はあまり期待しないほうがいいと思います。
で、結局どっちを選べばいいのか
以上、いろいろ書きましたが、こちらの作業コストを減らしたいなら制作会社へ、費用面を抑えたいなら個人ライターさんへという軸で選ぶのが良いと思います。
私個人としては、ライターさんへ頼むほうが好きです。
費用面が抑えられるというのはもちろんですが、制作会社の方とただ淡々とやり取りするより、個人のライターさんとのほうが、人と人としてのお付き合いができる点が好きだからかなと思います。
すごく丁寧なライターさんは、年末になると必ず会社へあいさつしに来てくださって、そのときに個人的なお話をしたり、また別のライターさんのお家へは、遊びに行かせてもらったりしたこともありました。
仕事以外の面でも仲良くなれて、ライターさんのおかげでさまざまな世界を知れるのは、個人のライターさんとやり取りするメリットでもあるかな〜思います。
ということで、今回は個人のライターさんへ頼むのか、制作会社へ依頼するかのお話でした!
次回に続きます。