自分なりの構成案の作り方
こんにちは。以前投稿した記事は、ライターさんへの発注の仕方について、具体的なやり方や注意点などを書きました。
せっかくSEO検定も受けたことなので、発注や納品の流れではなく、より具体的に上位を狙うための記事の作り方を自分なりに書いていこうと思います。
今回は、前から書こうと思っていた構成案の作り方についてです。
なぜ構成案は大切なの?
基本的なことですが、なぜ構成案が大切なのでしょうか。それはもちろん、記事が評価され・上位に表示されるためです。
個人的なブログであれば、多くの人に読んでほしいと思わない場合もあるので、構成案は作らず自分の思ったことを好きに書いていく日記スタイルでよいでしょう。
ですが、自分が仕事として記事を作ること=企業としてのPRの一環なので、企業名が認知されるためにも、より多くの人に見てもらう必要があるでしょう。
ですが、誰も読まないような適当な記事を作っても、ユーザー第一と考えるGoogleは評価しないので、ユーザーの検索結果に自分の記事が上位表示されることはありません。
上位表示されない記事=誰にも認知されないということなので、極論をいうと、記事を作らなかったのと同じことになってしまいます。
そのため、きちんとした構成案を作ることはとても大切だと、私は考えています。
まくらが構成案を作る手順
では早速、私が構成案を作る手順を書いていきます。
上位記事(1~5位くらい)を調べて読む
共通して書いてあることを洗い出す
とりあえずマストで入れる見出しを決める
決めた見出しと、1位の記事の見出しを比較する
自社の独自性をどのように出すか考える
最後にタイトルを決める
この方法により、ビッグキーワードで1位を取れたこともありますが、取れないこともあります。
上位表示には構成案がすべてではなく、ドメインパワーやサイト内の関連記事数の多さなども関与していますが、できれば最良な構成案を作りたいものですよね。
では、それぞれについて詳しく説明していきます。
1.上位記事(1~5位くらい)を調べて読む
これは、とっても基本ですがまずは検索結果で上位を取りたいKWを検索し、上位に挙がってきた記事を確認します。
下の方(6位以下)にある記事は、その構成案でその順位しか取れていないので、あまり参考にする必要はないと思います。
まずは1~5位の記事をザーッと読んでみて、構成案を確認するとともに、自分がKWについて理解するということも大切です。
自分が知っているKWならよいですが、知らないKWの場合は、きちんと言葉の意味を把握しないと構成案が作れません。
たとえば以前、私は「OEMとは?」という記事を作ることになったのですが、全く何のことかわからなかったので、まずは自分が上位記事でOEMとは何なのかということに対して理解を深めました。
自分の知らないKWについて理解を深めようとすると同時に「上位記事だけど、この記事はわかりやすい」とか「この説明の仕方は参考になる」と構成案を作るためのヒントも得られるので、よい記事やフレーズがあったら、とりあえずコピーしてメモしておきます。
2.共通して書いてあることを洗い出す
上位記事を読んで理解を深めたら、おそらく大体の記事は内容がかぶっていると思います。
確かに、人が何かを知りたいと思って調べた言葉について、説明の仕方にそこまでバリエーションは無いですし、人が知りたい情報は大体同じなので、どうしても上位記事で内容がかぶりがちなのだと思います。
ただ、かぶっているからといって、「じゃあうちは、どことも似つかないような斬新な…」というのはやめた方がいいです。
似たような内容の記事でもGoogleが上位で評価しているということは、その共通の内容は人々の知りたいニーズには応えられているということだからです。
そのため、まずは共通してどこの記事も書いてある内容を洗い出しておきましょう。
3.暫定的な構成案を一度作る
共通して書かれていることを洗い出したら、まずそれをもとに何となくの暫定的な構成案を作ります。
洗い出した中で、「これは絶対に入れた方がいい」という見出しが見えてくるはずです。
ただ、その共通の内容をどのような言葉で、どのような順番で入れるのかは、自分で考えて構成案を作らなければなりません。
この時、見出しが他社と全く同じになってしまうとコピー率の高さにつながってしまうので、言葉の選択にも気を付けます。
私は、類語辞典などを使って同じような言葉を検索したりして、他社との見出しと同じにならないように注意しています。
4.構成案と1位の記事を比較する
とりあえず、抑えるべき内容を抑えた構成案ができたら、1位の記事と比較します。これは、1位の記事はどんな独自性があるのかを確認するためです。
あるKWで1位を取りたい場合、1位の記事よりも内容が充実していたり、ユーザーのためになるようなことを伝えている必要があります。
そのため、1位の記事が書いていることはとりあずすべて網羅し、そのうえで自社なりの情報を追記するのが良いかなと考えています。
Googleは、評価に関して文章量(内容の充実)も対象となっているので、1位を目指すなら「1位の記事よりも充実している」記事にします。
5.自社の独自性をどのように出すか考える
この工程がいつも一番大変だなと思うのですが、1位の記事よりも充実させるには、1位の記事にはない自社記事の独自性を出さなければなりません。
独自性は、もうご存じの通り、Googleが記事を評価するうえでとても重視している点です。
ではどのように独自性を出せばいいのか、自分なりに考えてみました。
オウンドメディアのほかの記事を引用できないか考える
自社のオウンドメディアに、SEO記事以外のコンテンツがある場合、SEO記事内で紹介することで独自性が出せます。
たとえば私が担当しているよむよむカラーミーは、ショップオーナーさまやEC界隈の有識者の方へのインタビューを行っています。
そのため、関連したSEO記事にはそのインタビューを入れることで、他社記事にはないオリジナリティを出せます。
自分で経験してみて追記する
もしオウンドメディアやブログの記事に、特別なコンテンツが無い場合は、自分で何か経験してそのことを文章にするという方法もあるでしょう。
たとえば私が「個人のネットショップの開業方法」という記事を作った場合、実際に自分でネットショップを開業してみて、その体験を記事内でレポートすることでオリジナルコンテンツができます。
基本的に独自性は一次情報(自分が見聞きした情報)が求められるので、自分の体験を書くことはとても有効だと思います。
6.最後にタイトルを決める
私の場合ですが、構成案を作ってからタイトルを決めます。
構成案を見ればどんな内容なのか、タイトルも付けやすいからです。
この場合も他社タイトルと同じにならないよう、かつサジェストワードなども入れながら、よく考えてタイトルを決めます。
まとめ
今回はざっと構成案の書き方について書いてみました。
これの通りに当てはまらないこともあり、その場合はまた別の考え方で行っています。
それについてはまた次回以降で書きたいと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?