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  • テン年代の美少女ゲーム

    2010~2019年の美少女ゲーム文化とその周辺について語っていきます

  • 毎日読む本質

    「本質」を探究する記事を掲載します。 これで君も「本質マスター」だ。

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テン年代の美少女ゲームを振り返る(2010年編)

ゼロ年代におけるエロゲ(美少女ゲーム)の存在感が良く語り草にされる一方で,2010年に入って以降エロゲ業界というのは縮小を続けているといわれている. 先日も『ef』で有名なminori,『Dies irae』のlight,『蒼の彼方のフォーリズム』のspriteが活動を停止するなど,傑作を生みだしてきたブランドが次々と終焉を迎えている. このような縮小ゆえか,あまり2010年代のエロゲというものがゼロ年代同様に回顧されるということは稀なようにも思える.しかし自分が主にエロ

    • オタクはリスク許容度が低すぎるのでは

      メルカリが炎上してる。何でも中古商品の取引で詐欺られたからだという。中にはだから俺はメルカリを使わないのだなどと豪語する人もいる。 とはいえ中古商品を直接中古ショップに売りに行ったらメルカリの半分の値段もつかないことは多い。逆に中古ショップでの売値は往々にしてメルカリよりちょっと高かったりすることもある。交渉の余地もない。 トータルでみれば一つの取引で完全な損失を被ったとしてもメルカリを使うことによる収支はプラスになることも多いだろう。 無論メルカリが持つ社会的責任につ

      • Rewrite 好きなシーン

        このシーンは朱音ルート中盤のシーンだ。ルート中盤、主人公天王寺瑚太朗は「鍵」を巡る洲崎グループ・ガーディアン・聖女会の三つ巴の抗争に巻き込まれる。聖女である朱音に与する瑚太朗は「鍵」を確保し、援軍と合流しようとする。優秀な魔物使いである幼い次代聖女候補しまことともに何とか逃げ切れそうなところまで来るが、ガーディアンの精鋭に阻まれ、しまこも倒れ窮地に追い込まれる。このシーンは主人公が事態を打破するために「リライト能力」を発動するシーンだ。 「リライト能力」は文中にある通り、望

        • 【本質以外】物事を考える

          物事を考える時に、自分は抽象と具体の間を反復横跳びするような考え方しかできない。 具体例から帰納的に考えるとか、逆に原理原則から演繹的に考えるみたいな秩序だった考え方ができない。 どういう考え方をするかというと、まず葉っぱの方を考える(極めて些末な具体例)。葉っぱの方を書いていると、だんだん根っこになりそうな部分がいくつか見えてくる。そうすると根っこの部分について考え始める。この反復作業を繰り返すことで段々根っこと葉っぱがつながる枝や幹が育っていくという感じだ。リゾーム的思

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        テン年代の美少女ゲームを振り返る(2010年編)

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          【今日の本質】サラダチキンをサラダに入れると美味い

          みなさんはサラダチキンを食べたことがあるだろうか。 サラダチキンはコンビニで手に入る低脂質高たんぱくなヘルシーフードとして、トレーニー・ダイエッターに人気の商品だ。糖質制限ダイエットのブームを皮切りに人気は急上昇し、かつては味は二種類ぐらいしかなかったのだが、最近では四種類程度のフレーバーを置いているコンビニも見る。類似の魚肉ソーセージなどの商品を含めると、いまやおにぎりと同程度の棚面積を使っているケースすらあるのではないだろうか?(どうでもいいが塩分強すぎて実はそんなに健

          【今日の本質】サラダチキンをサラダに入れると美味い

          森田はいつ一流になるのか

          『車輪の国』は懲役刑・罰金刑などの代わりに「義務」という生活上の制約を課される仮想の国を舞台とした物語である。主人公である「森田賢一」その特殊な刑罰の執行を一任される「特別高等人」の候補生として、三人の「義務」を背負った少女の更生を図っていく。 冒頭に示した引用は『車輪の国』で森田が上司である法月から失態を詰られる際に受け取った言葉である。舞台となる街には、一年に一度「義務」を守らなくてよい日である「恩赦祭」が存在していた。しかし、法月の就任に伴ってこれは中止になっていた。

          森田はいつ一流になるのか

          「ひやっしー」の台頭には科学界の責任も大きいのではという話

          ひやっしー批判が再燃している。 『ひやっしー』とは村木風海率いる炭素回収技術研究機構によって開発されている「世界最小のCO2回収装置」を自称する装置だ。装置の動作原理は水酸化ナトリウムを含む液体によって、空気中のCO2を吸収するという単純な仕組みである。同機構はこれによって回収したCO2を石油代替燃料「そらりん」や化粧品に変換し、地球温暖化問題解決への貢献をすると標榜している。 「ひやっしー」には当初から効率・原理における新規性に疑義が挟まれていたが、村木のプレゼンスは年

          「ひやっしー」の台頭には科学界の責任も大きいのではという話

          ホリエモンにあこがれて(1)

          自分の思想について考えてみると、ホリエモンに強く影響を受けている事に気づいたので、そのことについて書いていこうと思う。 ホリエモンを知ったのはニッポン放送の買収騒動のときだった。彼は無名の企業ながら当時はまだイケイケだったマスメディアに対して敵対的買収を仕掛ける挑戦者としてメディアの注目の的になっていた。 そもそも株のネット取引とかも始まったばかりかあるいはなかった時代だったはずで、(株券が電子化されるためタンスに死蔵された株が発生するかもしれないと問題になっていた記憶が

          ホリエモンにあこがれて(1)

          フリスビールール

          ジオキャッシングという遊びがある。この遊びは「リアル宝探しゲーム」というべきもので、インターネット上に公開されている宝箱(=キャッシュ)の情報を下に、キャッシュを現実世界で探し見つけるGPSを使ったゲームである。キャッシュはユーザーが有志で設置する。 これを何で知ったかと言うとKeyのキネティックノベル『LOOPERS』なのだが、それはさておきこのゲーム大体の場合は公共の場あるいは自由に出入りできるような私有地に無断で宝箱を設置することで成立しているようだ。(中には許可を取

          フリスビールール

          ダンサブルなエロゲソング

          ダンサブルなのかはよくわからないが、聴いていると珍妙な動きをしてしまいたくなる曲を挙げてみよう 『ホントノトコロ』『妹のセイイキ』より。なんか電子音が規則的に入るため、ダンサブルである。イントロの「Hey Darling ? Look at me ! Stay with me !」で毎回絶叫している。 『風の辿り着く場所』シンセが良すぎるため。イントロは長ければ長いほどいいんや。 『Hold on me ~恋の魔法~』首がうごくため。OPを見ればわかる。 『Brand

          ダンサブルなエロゲソング

          Rewrite個別ルートのファーストインプレッション

          なんか覚えてる限りのことを書く。 最初はルチアルートだった気がする。地味に嫌いじゃなかった気もしていて、ホラーサスペンス的なノリも緊張感があり、主人公の能力の使い方も他のルートに比べ工夫があった。ルチアの斬撃をリボンで受け止めるシーンでRewriteのインストが流れるのもかっこいいよね。 ちはやルートも当時アーチャールートとか知らなかったし普通に楽しんでた覚えがある。主人公が強いのは良いし、呉越同舟的な話もアツい。 小鳥ルートはマジで好き。吉野がいい味を出すし、小鳥たむが

          Rewrite個別ルートのファーストインプレッション

          鳥山明

          例のごとく逆張りオタクであった私にとって鳥山明作品は縁遠い。というかちょうど子供のころにドラゴンボールのアニメがやっていなかった世代だし、とくに小学生ぐらいの時にアニメと漫画は殆ど見てないし読んでもいなかったため、ドラゴンボールのネタはとにかくわからない。なんだか3つか4つの世代はドラゴンボールのネタをしきりに使っていた覚えがあるため、ちょうど断絶していた世代に該当するのかもしれない。 とはいえ大傑作らしいし国際的人気も高いということで、漫画の方は大学生ぐらいの時に読んだ。

          半音下がっていくと気持ちいい

          クリシェというらしい。 夜明けのベルが鳴るのサビがそれに該当するらしいGから半音下がってる気がする。 個人的に印象的なのは朝影AからDまで下がる(Iからⅳまで下がる)とか。 他に例を考えるとCloverHeartsの「あの日出会ったあなたと」とかもそうかな(Aから下がってる気がする。) よくわからんけど不安感と高揚感が同時にある感じがするのが気持ちいいんだよね もっとください

          半音下がっていくと気持ちいい

          ネタバレ

          当noteのポリシーとして、ネタバレには配慮しないことにしている。 最近はTwitterに発表一ヶ月以内程度の作品に関して鑑賞者に驚きをもたらすためのプロットの捻りなどについては直接的に書かないようにする社会性を手に入れた。Twitterの閲覧にはアンコトローラブルなところもあり、それなりに仲良くしている人を不快にさせる可能性があることは個人の価値観としてはまあ避けてもいいかなと思ったからである。 一方で発信媒体側のネタバレ禁止声明には強い違和感を覚える。本来鑑賞方法は自

          ネタバレ

          Twitterで見るしょうもない議論に対する意見(1)

          古典不要論不要論みたいなのはしばしば登場するしょうもない議論の一つだ。 おおよそのケースで火元では古典を学ぶことに利益がないという主張はなされていない。 公教育において他に優先順位が高いようにみえる事項があるのにもかかわらずなぜ古典に時間を割くのか?という優先順位の問題が議論の中核にあり、なんの比較もなしに古典の有意義さを問いているのは単に学を衒いたがってるようにしか見えない。 高校生の口座に全員に100円を振り込もう⇐いや振り込み手数料とかもったいないしもっと他の使い

          Twitterで見るしょうもない議論に対する意見(1)

          ヘブバンと闇の一族と5章前編の感想

          みなさんはヘブンバーンズレッドをご存じだろうか? 知らない人はググってくれ。 いずれにしろ、2000年代・2010年代にエポックメイキングな作品を作ってきた麻枝准は今やスマートフォンでユーザーをへブ泣きさせるために邁進している。 個人的にいえばヘブバンの音楽は結構いいと思うのだが、シナリオは正直どうかと思ってしまう部分がある。(世間的にはシナリオの評判は悪くないようだ)その理由のひとつがシナリオで頻繁に登場する「闇の一族」の存在にある。 闇の一族とは何か闇の一族とはヘ

          ヘブバンと闇の一族と5章前編の感想