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【はじめまして】座敷わらしちゃん。
『座敷童子(ざしきわらし)』とは
岩手県を中心に、東北地方に伝わる子どもの姿をした妖怪、精霊のこと。妖怪だけど、座敷または蔵に住む神と呼ばれ、家人に悪事を働く、住み着いた家に富をもたらす、、などの伝承がある。ちなみに、「わらし・わらす」はこちらの方言で子供という意である。
この座敷童子という妖怪を知ったのは、私が小学3年で、家族で岩手県の遠野という場所を訪れた時だ。「遠野物語」で有名な遠野。
当時カッパ淵や遠野博物館を訪れた私は、一瞬にして妖怪の魅力に惹き込まれた。だから、遠野物語の内容や、その著者、柳田國男氏のことは知らなくても、座敷童子や河童、山の神などは今でもどこか馴染みがある。
「妖怪」と聞くと、悪事を働いたり、人にまとわりついて厄介な印象を持つが、実際に座敷童子を目にした人には幸せな出来事が起こると、古くからいわれてきたみたい。座敷童子が住み着いた家は繁盛したり、座敷童子を見ると、男性は出世、女性は玉の輿に乗れる、家族に恵まれるなどの言い伝えがあるらしい。しかし、一度住み着いた座敷童子が家から離れると、一家全体の運勢が下がり、その家は没落するともいわれている。
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ワタシとザシキワラシ
noteのプロフィール画像として使っているこの画像。これは幼い頃のワタシ。
何歳か定かではないけど、家族で太宰治記念館を訪れた際の写真。
母はこの写真をザシキワラシの写真と呼ぶ。そう言われると、私にもそう見えてきて仕方がない。でも、なぜかずっとその呼び名に愛着がある。一人っ子の私は、お家で遊ぶのは基本1人。1人でおままごとをして、1人で家を駆け回っていた。周りの子より、一回り身体も小さく華奢でちょこんとしていたと思う。私が勝手に抱いている座敷童子のイメージそのまんまなんだ。我ながら可愛いザシキワラシじゃ。
だから、ワタシは座敷わらしちゃん。
私は神でも妖怪でもない、一応人間としてこの世に生きているんだけど、
密かに人間版ザシキワラシになりたい。
いつまでも心は子どものような遊び心を忘れず、
いる場所に幸をもたらすような、そんなヒト。
今すでにそんな人間であったら嬉しい。
今後もっと深掘りして私自身の性格や、これまでの経験について触れる機会を設けていけたらと思う。
これから座敷わらしちゃんをどうぞよろしくお願いいたします。
2023年10月27日金曜日