![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50363309/rectangle_large_type_2_4aff44c4e9503c3c07bd9cdf244b5bc8.jpeg?width=1200)
ルールや決まりを盲信していると大切なことを見落としてしまうことがある
今日は少し抽象的なお話になるかもしれません。
ルールや決まり、規律や風習などを盲信していることで、根本的な見逃しがあったり、その場での臨機応変な対処ができなかったりすることもあるので、注意が必要ですよね、というお話。
●なんのためにルールや決まりができたかを考える
そもそもを考えると、そのルールや決まりがなぜできたか、何を目的として共有されたのかがとても大切になりますよね。
それは、時代背景が大きく反映されることがありますし、コミュニティの大きさや構成する人の志向、価値観にも左右されることがあります。
人と人との考えや捉え方が異なることでの軋轢を避ける、あるいは一定の条件下で取引や話し合いを行う、トラブルや人への危害が起こらないようにあらかじめ明文化する、などの目的が組み合わさってできているものなのだと思います。
言うなれば、人がよりコミュニティの中で過ごしやすく、軋轢を生みにくく、さらに共通の行動規範を持つことで安全や利便性が確保できるのかもしれませんね。
しかしながら、そのようにできたルールを盲信しすぎるために、「何のために」ルールが存在し、決まりを守らなければいけないかを二の次にしてしまうと、根本的に大切にしなければいけないような事態を見逃してしまう、矛盾する行動や言動をしてしまったりもすることがあると思っています。
揚げ足取りのように、ルールを破ることを待ち構えていたり、決まりごとを破るようにわざと誘導したり。
また、自分の優位性を担保するためだけにルールを改竄したり、決まりを強制しようとしたり。
このように、本来何が目的かを忘れ、ルールや決まりが別の目的の手段になることは、悪意のある人やテイカー(自分の利己を最優先させる人)にいいように利用されることにもなりかねないと思っています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●スポーツのルールには歴史的な流れがある
ことスポーツにおいてはどうでしょうか。
スポーツはそれぞれの競技で、ルールが変遷してきました。
最近でも、その競技性や「おもしろさ」が時代背景を反映して変わることがしばしば起こります。
バドミントン界隈では、BWF(世界バドミントン連盟)が卓球のような11点ゲーム制を採用するかどうかの議論を行う予定、とも報道されていましたね。
このように、ルールは競技において守るべきものですが、"絶対不変"というわけではない、ということが歴史的にも証明されています。
また、自身の体育・スポーツの授業でもいつも紹介するのですが、「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉を共有しています。
これは何かというと、『個人の技能の発達(うまくなる過程)は、競技の歴史上の流れ(ルール)を踏襲していく』ということです。
まとめると、下記のスライドのようになります。
特にボール競技やオープンスキル競技では、上達過程が上記のような5段階を経るともいわれます。
これは、競技の生まれた時の楽しまれ方から、今日の近代化した競技スポーツの歴史の流れをそのまま汲んだようなものになっています。
具体的な例を挙げれば、バドミントンでは最初コートは用いずに、一人で跳ね上げをして占うことから始まり、二人遊びで打ち合う数を競い合っていました。
そして、ただ打ち合っているだけでは面白くない、「打ち勝ちたい」と、相手を揺さぶるようになり、力で決めるようになっていきました。
すると、どこまで飛ばしていいのか、どう叩きつけるのか、という議論がなされ、コートの広さや形、ネットの高さや支柱の高さが決まっていきました。
意外といわれるのが、バドミントンのコートが昔は長方形の形ではなく、ひょうたん型(砂時計型)であったり、ラインが近代のように多くなかったり、ルールとして3対3や4対4が存在したりもしていたんです。
このようなことも踏まえ、歴史を知っておくことで、指導の幅が広がったり、自身の技能発達の段階を捉えることができるかもしれませんね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●ルールや決まりに異議申し立てができるか
いずれにしろ、ルールや決まりは「人がつくったもの」です。
それらが、絶対的に正しい、と言い切れない場合が出てくることもあると思います。
その際に、なぜルールが存在するのか、どうして決まりに従わなければいけないのか、より大切にすべきことがあるのではないかと考え、その"しくみ"自体が変化することが望ましいのではないかと「異議申し立て」ができるかどうかも人が所属する集団や組織ではとても大切なのだと思います。
ルールの歴史をしり、決まりごとの本質を捉え、それらに対して現状や時代背景を鑑みながら異議申し立てをすることができるか、変革や改善を促すことができるか。
これが、今自分が関わり従っているルールや決まりに対して、持っておきたい考えなのだと思っています。
ただ「決まりだから」「ルールだから」と思考停止せずに、ではそのルールの中で何ができるのか、決まりごとをどう変えるほうがいいのか、より大切なものを守るために仕組みやルールをどうやって変革させていくのか。
これらを考えていくこともとても大切なのだと感じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日はここまで。
-----
今日のstand.fm
#わらし式トレーニング 【通称】 #わらトレ
#わらし式トレーニング🏸実践編[Plank系]
— 藁科侑希(わらし) (@warawarac) April 19, 2021
プランクステップ チャレンジ
→リズムにあわせて‼️
【目的】
①リズム感醸成
②動的バランス感覚醸成
③体幹筋力向上
※次の動きを先取って!#毎日投稿 #WithoutTrainingPartner#わらトレ #TikTok #hard #plank pic.twitter.com/EYGHrVKmIk
今日の #マイキーチャレンジ 【通称】 #マイチャレ
【月曜日|ツイスト系】#マイキーチャレンジ
— 藁科侑希(わらし) (@warawarac) April 18, 2021
●ヒップクロスオーバー4種 10repsずつ
●SQツイスト2種 10往復ずつ
●立位ツイスト壁タッチ 10往復
●OHSツイスト 10reps#毎日投稿 #マイチャレ #朝活#曜日ごとメニュー25週目開始#脚注目視点 #撮影アングル下寄り pic.twitter.com/CoV5R3kwyQ
Youtube|投稿動画集積↓ たまにLIVE配信させていただき交流を呼びかけるかもです。
https://www.youtube.com/channel/UC5q-kkb0mnqXz_LavthIrvw/
Tiktok↓
https://www.tiktok.com/@warashinayuki?lang=ja
各種SNSまとめ↓
それでは、また。
-----
●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。 #西野亮廣エンタメ研究所 サロンメンバー
【現在の大学担当授業】東京経済大学・千葉大学・日本女子体育大学
<体育実技>
●バドミントン
●卓球
●バレーボール
●トレーニング理論実習
<ワークショップ科目>
●テーピング・マッサージ実習
●スポーツ医学理論実践
<講義科目>
●健康の科学a
●健康の科学b
●スポーツとの出逢い
サロン仲間募集中
わらしがバドミントン部門の講師をしている #オンラインサロン ▼
-----
<ご協力のお願い>
最近Twitterの更新頻度高めにして頑張っています。
毎日のトレーニング投稿は基本以下の2つ。
#マイキーチャレンジ |マイキーのためのシェイプアップベーシックトレーニング
#わらトレ #わらし式トレーニング |バドミントンパフォーマンスアップのための現場向けトレーニング(一部自宅トレ)
よければフォローやいいね!RT(特にリツイートが嬉しいです!)をしていただけると大変喜びます。
今後とも引き続き楽しく頑張ります!
【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
いいなと思ったら応援しよう!
![わらし](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80819325/profile_5819bf310d2f3f439c1e7585ffd112ec.png?width=600&crop=1:1,smart)