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アフガン製コカコーラ
日本ではまったくと言っていいほどコカコーラを飲まなかった私ですが、今いる中央アジアのU国に来てからはよく飲むようになりました。U国の人たちが食事のときによくコカコーラを飲むのでそれに付き合っているうちに自分でも飲むようになったのですが、この国で皆がコカコーラを飲むのにはいくつか理由があるのではないかと、コカコーラを飲むようになった自分を正当化しています。
気候が極端に乾燥していること。おそらく乾燥した気候にコカコーラの風味が合うのではないか。暑くてもじめじめした日本にコカコーラは向いていないのでは。
肉や脂っこい料理をたくさん食べること。コカコーラを飲むことでこれらの消化を助けているのでは。モンゴルで暮らしていた時は肉を消化するにはウォッカだということで、すぐにウォッカを飲まされたが、U国でもウォッカは飲むもののイスラームの国ということもあって、ウォッカ一辺倒でなくコカコーラのほうが好まれているのではないか。伝統的にはその役割はお茶が果たしていて今でもそうだが、若い層では夏には冷たいものを飲みたい人もいてそういう人たちがコカコーラを選ぶのではないか。
(これは超個人的に)アフガニスタンと隣接している国なだけに、コカコーラも何か「本格的」なのではないかという妄想が加わってしまっているよう。(そもそもコカとケシで全然別物なんですよね。)
U国に来てすぐの頃、近くのスーパーで缶入りのコカコーラを買って来て家でよく見てみると何かパッケージが変。アラビア文字のようなものが書いてありました。ん?と思ってパッケージに書かれている文字を読むと、なんとそのコカコーラはアフガニスタン製でした。コカコーラは世界中にあることは分かっていても、まさかアメリカともっとも遠い国のようであったアフガニスタンでもコカコーラが生産されているなんてと、とてもびっくりしました。今でも宝物としてアパートの部屋に残しています。あこがれのアフガニスタンにはいつまで経っても行けそうにありませんが、まさかコカコーラがアフガニスタンの風を運んでくるとは思いも寄りませんでした。
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