後悔なく生きる、ということ
40代にもなると、知っていた方の訃報が増えてくる。
子供の頃から活躍していた芸能人、ミュージシャン、
友達の親御さん、同年代でも亡くなる方はいる。
悲しい気持ちもあるけど、
誰にでも順番は来るものだから、
こればかりは仕方ない。
それよりも、
自分はどういう終わり方なら納得いくか
20代の頃は想像できなかったけど、
今は少しだけ考えるようになった。
残りの人生を考えたきっかけ
2011年の東日本大震災の時、
地震そのものより、原発事故の影響で
このまま関東に住んでいて大丈夫なんだろうか?
という不安な時期があった。
だからといって、会社を辞めて、両親を残して、
一人だけ移住する気にもならなかったから、
この事故で放射線の被害で寿命が短くなったとしても、
後悔しない時間を過ごそう、と思った。
どんな過ごし方をすれば、後悔せずに過ごせるか、
挙げてみる。
やりたかったことは全部やる
周りの人に心から感謝できるようになる
やりたかったことは全部やる
震災当時、働いていた会社はホワイト企業で穏やかに過ごせてたけど、
もっと自分が欲しい製品づくりに関わりたいと思って、転職した。
ずっと気になっていた柔道を習い始めた。
憧れていた、自分のリーダーバンドを組んだ。
フリーランスで働いてみたかったから会社を辞めた。
今は、自分が欲しかったWebサービスを作ること、
東京以外にも帰りたくなる場所を作ること、
もっと自由に演奏して、人に楽しんでもらうこと、だろうか。
やりたいことは歳を追うごとに変わることもあるけど、
その時に興味を持ったことにはなるべく触れるようにする。
いくつかやってみると、後に失敗だったなと思うこともあるし、
続かなくて辞めてしまうこともある。
それでも、やらないで燻ってるよりは、
さっさとやって、気持ちを成仏させた方が、
次に進める。
気になることは、全部やる。
周りの人に心から感謝できるようになる
家族には感謝しなさい、友達は大事にしなさい、と、
教訓のように刷り込まれてはいるものの、
「感謝してないことはない」くらいの気持ちだった。
家庭環境への不満が残っていたり、
友達とも比較して妬みや羨ましい気持ちが邪魔して、
素直に感謝できていない部分もあった。
「俺がうまくいってないのは家庭環境のせいだ」
「友達は出世したのに、自分はくすぶってるなあ。」
「結婚式や誕生会に、どこか冷めた自分がいる。」
ある時、家族や友達と一緒にいる時間を心から楽しめてないのは、
結局は自分自身への不満なんだと思った。
自分に不満だから、相手を祝ったり感謝する余裕がなかった。
それに気づいた時、
恥ずかしい気持ちと、自分にできることが見えてきて
笑ってしまったのを覚えている。
「辛いけど、自分自身を受け入れるしかないか〜😂」
と思った瞬間だった。
食事や運動、ストレスには気をつけてるつもりだけど、
事故や急な病気の発症も、十分に起こりうる。
体が思うように動かなくなった時に、後悔しないように、
今できることにちゃんと向き合う。
いつ何があっても納得がいくように。