モチベーションが必要な時にどう対峙するか
自宅で一人で過ごす時間が増え、こういう時だからこそ、何か勉強になることしたり本を読んで過ごそうとする。しかし、読めてない本はあるのに手が伸びない、やらなきゃと思うことがあるのにゴロゴロしてしまう。
今の自分に必要なのは、情報ではなくモチベーションだとは気づいている。そんな自分が、自分自身のモチベーションとどう対峙するか。書いてみた。
情報はいくらでもある時代
何かを始めようとした時、ネットで検索をし、そこでオススメの本をAmazonで注文すると翌日には届く。もしくは、本を買わずとも、Youtubeでも十分すぎるほど情報が溢れている。
例えば、投資の始め方、英語の勉強法、集中力をつける、料理を始める、自宅トレーニングのやり方、なんでも誰かが情報を発信している。
しかし、欲しかった情報が手に入った瞬間、私はなぜだかもう身についた気になってしまう。勉強の意欲が一番高いのはAmazonで注文した直後だと思う。実際に届くまでに寝たり起きたりすることで情熱は徐々に薄らぎ、手にしたときにはお守りのように大切に飾っておくことになる。
いかん、一番自分の嫌いな買っただけで満足する自分になってる。これはまずい。
同じような思いの方が居るかわからないが、どうせ買うならやる気スイッチを買いたい。モチベーションを高く維持するような道具があれば少し高くても構わない。
いくら情報化社会になってAIが発達しても、モチベーションコントロールは永遠の課題かも知れない。
モチベーションはタダではあるが買えない
モチベーションは内部から沸き立つ感情?思考?なので、材料費はもちろんタダ。しかし、体は自由に動かせても、心と思考は思うようにいかない。
どうしたらやる気が出るか?
自分の体験上、外的要因を抑止力に使う方法はネガティブな時にしか効かない。
例えば、
・今週中に仕上げないと他のチームに迷惑がかかる
・ここで仕上げておかないと周囲にダメなやつだと思われる
・やらないと怒られる
周りからの信頼を損ねたくないパワーでどうにかやり終える。学生時代の試験勉強などはまさにそうだ。そもそも、こういう状態はモチベーションがあるとは言い難い。やらねばならぬからやるだけ、である。しかし、この追われて絞り出すモチベーションは辛い。
逆に、周囲の圧力を利用してよりポジティブに成長したいとする。
・周りの人にやることを宣言する
・高い受講用を前払いしてスクールに通う
これらは全くダメだった。100万ほど英語関連に投資したが全くもって身につかなかった。私のお金に対する執着が弱いからかもしれないが、周囲の人もスクールも、私が怠けた所で痛くもかゆくもないからだ。誰も尻を叩いてはくれない。
では、モチベーションをコントローする方法は皆無なのか?
「いつだって脳は正しい行動を選ぶ」
カウンセリングの先生から聞いた言葉だ。
脳が怠ける、ということはないらしい。心と体の状態と本能から最適な選択をしている、という。何かが行動できない時、脳には脳の正当な理由があるから行動しない方を選んでるのだ。
と、いうことは?
モチベーションが上がらないのは、脳としては正しい選択をしていることになる。あえて上げないようにしている、とも言える。
逆にいうと、脳が正しく必要だと感じた時には、モチベーションは自然と発生して行動できるということか。
押してもダメなら引いてみな、ってことで、積ん読を読まない自分、ダラダラしてしまう自分の味方になってあげることにした。
ダメだと思ってる方の私の肩を持つ
いつもは、「積ん読ばっかりして自分はダメだなー」とか「また今日もダラダラしちゃって無駄に過ごしたな。。」とか、自分の行動を悲観的に捉えてしまう。
一旦、脳が正しいとして、自分の行動を擁護するとしたらどんな言葉をかけるだろうか。
「流行りだから慌てて買ったけど、そこまでまだ興味ないもんな。」
「毎日の仕事で疲れてるから、今はゆっくり休みたいんだよな。」
「勉強しなきゃって思ってたけど、他にもやりたいことがあるもんな。」
そんな言葉が思い浮かんだ。
興味ない / 休みたい / 他にもやりたいことがある
こっちが本音の本音。つまりは心の奥底で感じている感情ということか。。
確かに、気持ちが焦るばかりで何かしなきゃって思ってたけど、自分の感情は休みたがってるし、好きな事を我慢してる気分がずっと続いてる。いっそのことやりたい事をやりちぎれば次の感情が出てくるだろう。
それとやりたい事ってなんだろうか。漠然としているから、とりあえず具体的に書き出してみると現実感持てるかもな。
結論。
モチベーションを操作しようと思うな
まずは自分の心に従え
やる気はその次に湧き出てくる
追伸
先日、友人がアスペルガー症候群だと打ち明けてくれた。何か理解できないかと「メアリー&マックス」というアスペルガー症候群を題材にした映画を見た。
そこで心に残った言葉。
"Love Yourself First"