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料理が苦手ならしなくて良いし、どうしても続かないならやり方を変えてみる
ときどき自炊した料理の写真をSNSに上げるので、オフラインでも「自炊しててすごいね」と言われることがあります。自分にとっては苦労と感じてないのですが、ハードル高く感じてしまう人もいると思います。
「できるようになりたい」一方で「続かない」「気が乗らない」「面倒くさい」と感じてしまう時、どう向き合えば良いか?について、3つのステップで考えてみました。
写真:手羽元の玉ねぎ酢煮込み。手羽元がグラム60円の時によく作ります。
本心の向く方向と一致してるか?
質問:「料理ができるようになりたい」本音は何でしょうか?
健康のため?
節約のため?
自炊くらいできないと困りそうだから?
できた方がモテそうだから?
正直ベースで自分の本音に向かい合ってみます。
質問:料理ができるようになった未来はどれくらい嬉しいでしょうか?
料理ができたらどんな生活を送りたいでしょうか?
最初にサラッと、「料理は苦でない」と書きましたが、私にとっては英語が天敵でした。
料理を英語に置き換えて考えてみると、、
できるようになりたい、と思いつつも「転職にしてもプライベートにしても英語くらいできた方が良いよな」と言うのが本音でした。
そして「英語ができるようになった未来」には楽しい想像が全く描けないことに気が付きました。
行きたい国も特にない、話してみたい英語圏の人も思い浮かばない、強いていえば仕事で海外の資料を読むのに役立つかな、くらい。
それに気づいた(てしまった)時に、観念して勉強しないことにしました。
自分の本心とは合わないのに、周りが求めている気がして"英語くらいできるべき"と思い込んでんだなと感じました。
そして、その決意から「英語は二度と勉強しないと決めた」という記事に書くに至りました。古い荷物を捨てられたような、すっきりとした気持ちになりました。
目的と手段は正しい方向に向いているか?
それでも「料理ができるようになりたい」と思う場合。
次の関門としては、目的と手段が入れ替わっている、ということがあります。
そもそも、「料理ができるようになりたい」と言うのは目的でしょうか?
おそらく、健康になりたい、節約したい、モテたい、が目的であり、料理はそのうちの手段の一つなのかと思います。
それなのに、手段でしかない料理ができないことに落ち込んでしまうのはもったいない。
本来の目的である「健康な自分」「節約できた生活」「モテる自分」が実現できれば、料理ができようができまいが関係ない?と思います。
例えば、調理が苦手なのであれば、調理をしないでも「健康」「節約」に近づく自炊力を学ぶ本などもあります。
【自著紹介】作らなくたっていい、「どう買うか」「何が足りてないか」を分かればそれは自炊の第1歩、というところから始まる本です。栄養や経済性を考えて料理できる力は一生もの。家ごはんの機会が増えた今こそ、知ってほしいことをすべて詰め込みました。電書もあります。https://t.co/UpM16pvbwS pic.twitter.com/vB9CAGtn2V
— 白央篤司 (@hakuo416) December 23, 2020
もしくは、料理以外の手段でこれらが達成できないか。
その別の方法であれば、もう少しやってみようかな?と思えるのではないか。
料理以外の違う手段でやれそうなものを試してみるということも価値があるのではないでしょうか。
そのやり方は自分に合っているか?
それでもなお他の手段ではなく、"料理"ができるようになりたいんだ!と言う場合、やり方を変えてみる、と言う手があります。
料理のどこに難しさを感じているかは人によってさまざまです。自分のことだけど、それをはっきり考えたことは無いと思います。
スープ作家の有賀さんのツイートより
料理の本ってものすごい数があって、初心者向け、簡単とうたっている本も限りなくある。料理の初心者の人が迷って迷って買った一冊が自分に合わないのはすごく残念。書店に料理本コンシェルジュがいたらありがたいよね。まあ、料理に限らないんだけれど。
— 有賀 薫 (@kaorun6) January 23, 2021
料理初心者向けの本はたくさんあるけど、自分に合うものと合わないものがあるということはあると思います。
私の場合、過去に「料理の基本」「男の自炊」といったタイトルの本をたくさん手にしてきましたがピンとこないものばかりでした。
写真は美味しそうだけど作っていて続かない。なんか気が重い。
しかし、ある時に「つくりおき」というジャンルのレシピ本を手にした時、自分が求めていたものにぴったりだと感じました。
私にとっては、
一人用に作ると材料が余るので、自炊を続けないといけないのがプレッシャー
毎日の調理が苦痛
凝った料理よりも日々食べられる惣菜が作れるようになりたい
という要望が無意識にありました。
「つくりおき」というジャンルは、週末などに大量に作っておき、平日に少しずつ食べる方向けの料理本です。
材料も使い切れるし、調理の頻度も下げられる。そして、日持ちがして飽きのこないメニューが中心のため、私の要望を全て叶えてくれました。
料理本を一冊買ったからと言って、それが自分に合うか合わないかは別の問題。どうしても続けたければ、別のタイプの本を試してみるのも手かと思います。
私の心の師匠、スガさんのつくりおきレシピページ。
本から入りましたが今はこのページから検索して作る事が多いです。
自分に合うやり方は自分にしかわからない
「やってみたい」けど「うまくいかない」「続かない」場合は、やり方が自分にあっていない事があります。
そして、自分に合うやり方、は、無意識レベルでのジャッジによるものが多いので他人がそれを見つけてあげることは難しいかなと思います。
前述のように、どうしてもやりたい!と思う気持ちがある方は、ぜひやり方を変えてみるという事を粘り強く続けてみて欲しいです。
諦めずに続けたら、きっと自分にぴったりのやり方が見つかると思います。
万が一、見つからなかったら、自分でそのやり方を開発してしまえば良い。
そしてそのやり方を情報発信できれば、同じ思いの人の役に立てるかも知れません。