二足の草鞋

自己紹介をするような自己がありません。以上

二足の草鞋

自己紹介をするような自己がありません。以上

記事一覧

せんたらどったら

 まだろきしあなかざぬぐれ。手鞠(てまり)転げて寛(くつろ)ぎみこう手放ししずれ瞬(まばた)きのいずれ水晶みとろし雨粒とところせましに魚(うお)見上げ餌(え)待…

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マッチの火がのびた

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マッチの火が燃えた 一瞬で消えた またマッチを点けた また消えた 目をつぶった 真っ暗だった 目をつぶったら マッチの火が残って 燃えている 胸のうちのともしびが明…

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【音声版】生活保護日誌.93

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筆者が「生活保護日誌.93」を朗読したものです。

二足の草鞋
10日前

生活保護日誌.93

(UnsplashのMaksim Samuilionakが撮影した写真を使用しました。Thank you! Maksim.) どうもこんにちは二足の草鞋です。 昨日に引き続き多弁極まりなく文章を連投して、失…

二足の草鞋
10日前
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【音声版】生活保護日誌.92(後編)

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筆者が「生活保護日誌.92」の記事を朗読したものです。

二足の草鞋
11日前
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【音声版】生活保護日誌.92(前編)

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筆者が「生活保護日誌.92」の記事を朗読したものです。

二足の草鞋
11日前

生活保護日誌.92

(UnsplashのClay Banksが撮影した写真を使用しました。Thank you! Clay.) 今その場に居るのであれば今成すことは限られているのでしょうね。文章書き衒った態度を取ってみ…

二足の草鞋
11日前
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ここは都会の無人島

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空気を吸ったら 空気じゃなくて 酸素 窒素も 二酸化炭素も 酸化したテナガザルのげっぷみたいな 心地悪さ ジャングルにも似た スノードームの形をした猫 猫の鳴き声が…

二足の草鞋
12日前

松葉杖をポッキンアイスの要領で膝で割ろうとしたら全治1カ月に悪化した

 足を止めて一つ木の葉に摘まんで離した葉の行き先は興味なく宙もなく落ちることなく傍らで知らず知らずにとんぼが飛んでいたものだから気にする必要もなく渦を巻いて、巻…

二足の草鞋
12日前

奈良漬けのおとも

 見知らぬカレイに呼び止められても知らぬで済まし真水の中でドローンを飛ばして、水の中だから、ドローンは飛んだんじゃなくて潜ったんだねとケテログルク共和国の旗が窓…

二足の草鞋
13日前

あわや溶ける

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朝始まる 朝 ダンスが始まる ダンスが 踊った足が 床について 床じゃなくて 湖みたいな空 ウニユ湖みたいな景色が 目をつぶって 目をつぶって つぶらな瞳のような  …

二足の草鞋
2週間前

[朗読]深森海の亡者

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「深森海の亡者」の筆者が朗読したものです。

二足の草鞋
2週間前

深森海の亡者

 巻尺立てて見知らぬ土地をのぞいては、スケールの大きさに見えている範囲でしか網膜光らすことできないぞと倒れた巻尺冷やかに眺めてフーッと息を吐いて二秒目を閉じて、…

二足の草鞋
2週間前
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ララリリララ

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マオクヒアタ マオクヒアタ アオクヒアタ レイオソラレリ ララ ここから出られたことだけで よかった よかった これ以上を いらないと 思える 静寂と 日常と …

二足の草鞋
2週間前

生活保護日誌.91

(UnsplashのGabriel Coxが撮影した写真を使用してます。Thank you! Gabriel. Have a nice day!!) おはようございます。二足の草鞋です。 朝4時に起きて座禅を組んで、…

二足の草鞋
2週間前
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街隅(まちかど)いつか日はまたいずれ

 雅授かる目をもとひるぎ。庭に差したる日の光が網膜揺らして朝顔が咲く。数字の彩り二、三本の手長き雫飴のけささぎについこの間が、まるで嘘のように、でも嘘だったらよ…

二足の草鞋
3週間前
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せんたらどったら

 まだろきしあなかざぬぐれ。手鞠(てまり)転げて寛(くつろ)ぎみこう手放ししずれ瞬(まばた)きのいずれ水晶みとろし雨粒とところせましに魚(うお)見上げ餌(え)待つぎょうぎょうしさの一匹を見つむれば今どきかすれた声打ち消して波間に隠れてとんずらと刻と刻一つ進んでいけばゆらんばらんと紙が舞い、散った桜は散り後(ご)も生きてここうららか暖か寒かの境界をくぐるうつけ者の姿なぞ色れりはらる右も向くな、左も向

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マッチの火が燃えた 一瞬で消えた
またマッチを点けた また消えた
目をつぶった 真っ暗だった
目をつぶったら マッチの火が残って 燃えている
胸のうちのともしびが明るければ
身にまとう体や空気が
暗くなけれや 心のともしびが
ある意味もないし
だから 暗く 暗く
黒いし衣をまとって
心に咲く花のようなともしびを
灯れば目開いてマッチ点けた
その火はどこに 
点けたもうか

生活保護日誌.93

生活保護日誌.93

(UnsplashのMaksim Samuilionakが撮影した写真を使用しました。Thank you! Maksim.)

どうもこんにちは二足の草鞋です。

昨日に引き続き多弁極まりなく文章を連投して、失礼いたします。

今朝は風がビュービュー吹いていて曇り空でハッキリしない空模様で、さすがにエアコンをつけっぱなしにするのはどうかなと思いましたがまだ暑いのか寒いのか判断がつかずお出かけから帰

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生活保護日誌.92

生活保護日誌.92

(UnsplashのClay Banksが撮影した写真を使用しました。Thank you! Clay.)

今その場に居るのであれば今成すことは限られているのでしょうね。文章書き衒った態度を取ってみても過ぎたるは猶及ばざるが如し。

どうも二足の草鞋です。

天気を当てにしていても「本当に涼しいのか(暑いのか)」なんて分からなくなるというか天気予報やら気温、「空から水が降ったらそれは雨である」だの

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空気を吸ったら 空気じゃなくて
酸素 窒素も 二酸化炭素も
酸化したテナガザルのげっぷみたいな 心地悪さ
ジャングルにも似た スノードームの形をした猫
猫の鳴き声が ゴリラのドラミングのように
ドンドコドンと聞こえたと思ったら
目が開いた
開いた窓から 風が流れて
その風がハワイアントブルー ハワイアントブルー
かき氷を食べようと思ったら
夏が過ぎて 秋 冬
こたつの中で食べる サーティワンアイス

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松葉杖をポッキンアイスの要領で膝で割ろうとしたら全治1カ月に悪化した

 足を止めて一つ木の葉に摘まんで離した葉の行き先は興味なく宙もなく落ちることなく傍らで知らず知らずにとんぼが飛んでいたものだから気にする必要もなく渦を巻いて、巻かれた糸が解かれず詰まった苦味は去った間にまにえら立った象の遊具は暗くライトに照らされてニヤリと笑ったまんま時が似つかず消えてザクロの汁が乾いて素になった表情は一枚また一枚剥がれ落ちた果物へと変わるペン先の流れが地球の物とは判別つかずに床の

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奈良漬けのおとも

 見知らぬカレイに呼び止められても知らぬで済まし真水の中でドローンを飛ばして、水の中だから、ドローンは飛んだんじゃなくて潜ったんだねとケテログルク共和国の旗が窓から見えたのでああ、もう寄る辺もなくここしか安全な場所がないんだ、といっても、ここもいつ危険が来るか分かったものじゃない頭の中の安全基地を早く作らなきゃ、でも完成することは永遠にないであろうからこの本のページを読むのではなくてただたぐってい

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あわや溶ける

二足の草鞋

00:00 | 00:00

朝始まる 朝
ダンスが始まる ダンスが
踊った足が 床について
床じゃなくて 湖みたいな空
ウニユ湖みたいな景色が
目をつぶって 目をつぶって
つぶらな瞳のような 
幼き頃の自分を
思い描いて
目指して
敬って
まだ見ぬ景色が 脳裏に映ったとしても
それは想像の範疇(はんちゅう)でしかないから
怖いけれど 幕(膜)から
外に出て 空気を吸おう
木(気)の流れに乗って
空 風 海 宇宙
体が あわや

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「深森海の亡者」の筆者が朗読したものです。

深森海の亡者

 巻尺立てて見知らぬ土地をのぞいては、スケールの大きさに見えている範囲でしか網膜光らすことできないぞと倒れた巻尺冷やかに眺めてフーッと息を吐いて二秒目を閉じて、「よし」と小声で自らに向け鼓無(こぶ)して頭にタオルを巻いて座っていた椅子と巻尺を机から取って机も、淡々とそれら家具の大きさを測り始めて、長さの単位小まぎれた端数くっついていようものなら木の香りを嗅ぎ直して、「こまけえことはどうってことない

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ララリリララ

二足の草鞋

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マオクヒアタ マオクヒアタ アオクヒアタ レイオソラレリ

ララ ここから出られたことだけで よかった よかった

これ以上を いらないと 思える 静寂と 日常と 平和だけは

何も色つかず それでもいいから

この無音の ひとときが 愛おしい

ララリリアラ ララリリアラ ララリリアラ ララリリア ラララ

真新しいことなんて 刺激的なことなんて

いらないよ この日常が 嗚呼 愛おしい  

生活保護日誌.91

生活保護日誌.91

(UnsplashのGabriel Coxが撮影した写真を使用してます。Thank you! Gabriel. Have a nice day!!)

おはようございます。二足の草鞋です。

朝4時に起きて座禅を組んで、うがいして、歯磨きして、水飲んで、顔を洗って、着替えて、風呂入ってついでに水シャワー浴びて、布団を畳んで(今日は何となく体がだるいから布団を畳むのをさぼってそのまんま)、

朝ご飯

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街隅(まちかど)いつか日はまたいずれ

 雅授かる目をもとひるぎ。庭に差したる日の光が網膜揺らして朝顔が咲く。数字の彩り二、三本の手長き雫飴のけささぎについこの間が、まるで嘘のように、でも嘘だったらよかったのにと悔しさを混じらせながら地に住まう鯉の声に耳を澄ませられる喜びが一息の時だけ極楽を感じさせてくれた。

 無情無双に無関心感心しないな地獄繋がれしきつく縛られた鎖が天から伸びて、その巻きつきがこちらに来ないよう思うも瞬時に思い直し

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