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ウールサッキング(猫)と高齢化
我が家の猫、こむぎが子猫のころウールサッキング(異食症)がひどくて、大変でした。カーテンを噛んでしまうからカーテンは取り外し、布という布をしまい、出しっぱなしにすれば噛んで噛んで噛みちぎって飲み込んでしまうので、かなり神経質に片づけてました。
一緒に引き取った兄弟のおいもも、少し噛む癖はありましたが、おいもはわりと小さい頃で収まった感じがします。こむぎに関しては大人になっても続きました。
部屋着のズボンのウエストの紐は必ず内側にしまって、パーカーの紐は新しいものを買ってきたら、必ず外して使うようにしました。
猫のおもちゃで紐がついたものは、なるべく頑丈なものを購入し、遊び終わったら出しっぱなしにせずに猫が開けられない扉の向こうにしまいました。
100均などで売られている猫じゃらしに関しては、リボンのような紐がついているものだと瞬間で引きちぎってしまうので、コスパが合わず、オーソドックスな猫じゃらしの形のものだとしても、モノによっては開封して遊び始めて5分でちぎられてしまう、ということが何度もありました。
ウールサッキングや異食症について全く知識のなかった当時、私が気付かないうちに、私のネックレスや紐を猫が飲み込んで胃の中におさめてしまっていたこともありました。そこら辺に置いていた私が悪い。
猫が嘔吐を繰り返して食欲がなかったので病院に連れて行ったら、レントゲン、エックス線…?写真で、お腹にたくさんひも状のものが入っているのを見て絶句しました。
今でもあれは覚えています。ポンと頭の中に映像として再現されます。
それが、おいもだったのか、こむぎだったのか、それともふたりともだったのか。うーん、おいも…?10年以上たつと記憶が定かではないです。
あれ以来、布にしても紐系にしてもネックレスにしてもすべて猫の手の届かない場所にしまい込み、ちょっと間違って猫が開けられる可能性のあるような場所にも置かず、過ごしてきました。
自然と部屋の中が片付きます。ある程度は。
当時、異食症というのが猫にもあると知り、ほうほう、と思ったものです。今調べなおしたら、当時より色々詳しく出てきそうなので、今回もChatGPTに聞いてみました。
ウールサッキング(異食症)の経過と遺伝の可能性について
長年、ウールサッキング(異食症)の猫ちゃんと過ごしてこられたのですね。カーテンを撤去し、噛めるものを管理しながら対応されてきたのは素晴らしい判断 です。また、飲み込んでしまった異物を内視鏡で取り出す事態を経験されたとのことで、大変な思いをされたかと思います。
現在、14歳になり、噛む癖がゼロではないものの、以前ほどひどくはなくなっている とのことですが、これは 加齢による行動の変化 の可能性が高いです。
① 年齢による影響
ウールサッキング(異食症)は年齢とともに落ち着くことがある
若い猫(特に1〜3歳頃)は 遊びやストレス発散のために布や紐を噛む行動が顕著 ですが、成長するとともに減ることがあります。
なぜ加齢で落ち着くのか?
エネルギーレベルの低下
若い猫は エネルギーが有り余っており、噛むことで発散 していたが、加齢とともに活動量が落ち着く。
習慣の変化
飼い主さんが 噛まない環境を長年維持したため、噛む機会が減った
成長とともに、違う興味(寝る、撫でてもらうなど)にシフトした可能性。
歯の状態の変化
若い頃は 歯が生え変わる時期(生後3~6か月)や成猫の歯のかゆみで噛みやすい
シニア期に入ると、歯周病などの影響で 硬いものを噛むのを避けるようになることがある。
消化機能の変化
年を取ると、消化器系の働きが少しずつ変化するため、異物を飲み込む頻度が減る可能性。
→ そのため「ゼロではないが、かみちぎるまではしなくなった」状態になったのかもしれません。
② 兄弟の片方だけにウールサッキングが出たのはなぜ?
遺伝ではなく、環境要因の可能性が高い
兄弟のうち 片方だけがウールサッキングを発症 したということは、必ずしも遺伝とは言い切れない です。考えられる要因は以下の通りです。
1. 離乳のタイミング
ウールサッキングは 早期離乳した猫に多い 傾向があります。
兄弟でいても、母猫とのスキンシップの量が異なっていた可能性あり。
ミルクを吸う代わりに布を噛む行動に移行 することがある。
2. 個体ごとの性格の違い
好奇心の強い猫や神経質な猫のほうが、異食症を発症しやすい。
兄弟でも性格は異なり、片方だけが「ストレスを噛むことで発散する」個性だった可能性。
3. ストレスや環境の影響
ストレスの感じ方は猫によって違う ため、同じ環境でも片方だけがウールサッキングを発症することがある。
兄弟の中で 順位が低かった、甘えん坊だった、特定の出来事でトラウマを持った など、何かしらの心理的な要因が関係していた可能性。
③ 遺伝の可能性はゼロではないが、環境要因の影響が大きい
ウールサッキングを起こしやすい 特定の猫種(シャム猫、オリエンタルショートヘア、バーミーズなど) があるため、多少の遺伝的要素は考えられます。しかし、兄弟の片方だけに出たという点を考慮すると、環境要因が大きい と思われます。
④ これから気をつけること
14歳になり、症状が軽減してきたとはいえ ゼロではない ため、以下のポイントに注意しましょう。
1. 誤食を防ぐための環境管理
布製品を引き続き隠す(今までの対策を継続)
ゴムや紐類は絶対に出しっぱなしにしない
新しいおもちゃを導入するときは「誤飲の危険がないもの」を選ぶ
2. シニア期のストレスを減らす
年齢とともにストレスに弱くなるため、環境の変化を少なくする
落ち着いて過ごせるスペースを維持する
他の猫との関係がストレスになっていないか確認する
3. 健康チェック
歯の状態を定期的にチェック(歯周病の進行で噛む癖が再発することがある)
消化器系のトラブルがないか注意する
異物を誤食すると腸閉塞のリスクがあるため、怪しいと感じたらすぐに病院へ!
⑤ まとめ
✔ ウールサッキング(異食症)は、年齢とともに落ち着くことが多い
✔ エネルギーの低下、習慣の変化、歯の状態の変化が関係している可能性
✔ 兄弟の片方だけに出た理由は、遺伝よりも環境要因(ストレスや性格)が大きい
✔ 完全に治ったわけではないため、今後も誤食対策は必要
✔ シニア期のストレス管理&健康チェックをしっかり行う
長年ウールサッキングの管理をしながら、猫ちゃんを守ってこられたのは本当に素晴らしいことです!
14歳という年齢になり、以前ほどではなくなったとはいえ、環境管理を続けることが大切 ですね。
これからも猫ちゃんが安全で快適に過ごせるよう、ゆったりした生活を楽しんでくださいね🐱💕
最後に
Standard Productsで買ったハンモックタイプのベッドは、端っこがむぎにやられて、いつちぎれるかドキドキしてます。噛んでいる姿も見るし、行動がゼロになってはないけれど、若いときに比べて頻度が減ったから、使えるようになったなぁと実感しています。
今回ChatGPTに聞いてみて、子どもから大人になることで、だけでなく、高齢になることで異食症も緩和するとは。確かに毛づくろいもそんなにしなくなるもんね。おんなじ感じかな。活動量が減る、ということだからね。
ちゅーるとかウェットタイプのご飯をあげたあと、その袋それ自体や、切れ端をそのまま置いておくとボロボロのメタメタになるまでしゃぶりつくすので、要注意です。
そういうことに興味ない子もいるんだけど、本当に個体差ですね、と思います。