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去勢と避妊について これまでの猫たち

こんなタイトルで人様の写真を使うのもなんですが、ごめんなさい。

今は、家の中で、完全室内飼いの猫が増えたように思います。でも、私がまだ10代だった20数年前は、やはり、家の中と外を自由に行き来するのが当たり前でした。どこで飼っている猫とわかったうえで、ご近所さんの庭に自由に生き、〇〇のとこの〇〇ちゃんじゃない、これ食べる?なんて、家よりいいものを食べているなんてこともしばしば。

繁殖しすぎて飼えないのもダメだし、少なくとも去勢、避妊手術はするけれども、最初のワクチンだけ最低限打って、あとは放置、なんてことも多かったのではないかと。我が家はそうだったように思います。犬ほどフィラリアも心配されず、ノミやダニも帰ってきたときシャンプーするようにしようとか、そういうくらいで。

完全室内飼いがいいとか、外に少し出した方が他の猫と遊べて接触もあって走り回れていいんじゃないかとか、そこはそれぞれだと思うので、触れずにいきます。
私が小さいころから、どうやらご近所は猫嫌いらしいけれどもその家主さんは猫大好きで、常に猫が外に数匹いて繁殖を繰り返していたお家も、地域猫、サクラ猫となって、耳カットがされているのをここ数年で発見しました。そのうち一匹の黒猫の目が猫風邪でひどいことになっていたのち、しばらく見なくて、久しぶりに見たら元気そうで、とても安心しました。そして、耳カットもされていて、さらに安心しました。夫が、勝手に、片目のジャック、と呼んでいました。近所のコンビニで結構繁殖してるな、これやばいなと思っていたところも無事サクラ猫となっていました。家から出す出さないはひとまずどちらでもいいけれど、去勢と避妊はすべきだと、個人的には思っています。ただ、例外があって、私が尊敬する動物一家の(友達のおうちで、我が家の2匹の家族がいる)ところは、夕方に、おばさんが猫の名前を呼んでご飯だよって言うと毎日帰ってくるそうで、すごいなと思っています。私はそこまで自信がない。だから、外に出せないというのもあります。交通事故も怖いし。去勢手術や避妊手術することで、太りやすい体質となったりもしますが、発情期の鳴き声やなんかを外で聞いてしまったり、発情期に入るとオスがどんなふうに向こう見ずに外に飛び出し帰ってこなくなるかも、身をもって知っている分、とにかく、したほうがいい。私自身は、種類とか毛色にはこだわりがさほどなくて、見て、かわいいなぁと感じたり、性格や様子含めてだと思います。自分がもし猫だったら、ペットショップで、成長して大きくなって値段がどんどん下がって、殺処分側だと思います。まぁ確かに、今いる子たちの子孫が自分とずっといてくれるなんていい、いいよね。ずっとつながっているという安心感。でも、それよりも、貰い手のいない猫たちをその都度家族に迎える方がいいと思って、そうしています。いや、まぁ、5匹まで増えると思ってなかったんだけれども。まぁいいや。みんな大好きだし。

あっ、あと昔は、市町村が補助金を出していて、猫の去勢、避妊手術をすると3千円くらいくれませんでした?一番上の子の時、ギリギリそうだったか改正後かで、うっすらそんな記憶があります。今いる一番上の子は、私が大学生のころにバイト先の方のおうちの猫ちゃんが出産し、3カ月くらいでそのうちひとりお迎えして、半年の時に避妊手術をしました。
生前の母と、当時、去勢、避妊手術について話した記憶もあります。犬や猫は、一度妊娠してしまうと生まれるのは1匹ではないこと、そして、自分がその全員を面倒みられるという状況はまずないこと、無責任に繁殖させてきちんと世話できないなんてことはあってはならないし、家族になってきちんと世話してくれる人を探すこと、そして、探せないなら自分が責任をもって家族にしないといけない、まさかその子猫、子犬たちを捨てるなんてことはもってのほか。まぁ、それまでに、家で猫も犬も代替わりしつつ飼っていたので、私自身にも、捨てるなんてことはまず頭になかったです。そんな恐ろしいこと。

犬や猫を、『買う』ということが今の日本では当たり前に行われているし、まだ制限も、生後2か月以降でないとというところのみで、さして厳しくもないように思います。

毛色、しっぽのかたち、耳の形、毛の長さ短さ、たくさんそれぞれの違いがあり、飼い主さんの好みも出ます。もし、選択肢の一つとして、猫を飼いたいな、と思うときに、近所で猫が生まれて引き取り手を探しているところがないかなと探してみてほしいんです。もちろん、里親募集の活動をしている方もたくさんいるし、身分証の提示や相性の確認や職種、家にいる時間、持ち家の有無など、チェック項目は多いですが、このご時世はオンラインでも活動が続いているとニュースで見ました。
うちのトラ猫2匹は、当時働いていた先の、今やかわいい社会人の女の子から、スーパーに里親募集の張り紙があると聞き、そのスーパーに行き、書いてあった携帯番号に電話をして、夫と二人でその日のうちにお邪魔しました。もちろん全く知らない人です。そして、その方が飼えない理由も聞き、結果ふたりを連れて帰りました。

うーん、なんか偉そうなことばっか言ってるけれど、子猫の時は、トラ二匹はとにかくいたずらがすごくて、それまで知っていた私の猫という存在を簡単に覆してくれて、まぁまぁブチ切れました。そして私が夫によく怒られました。空気清浄機の上に登り、飛び降りる勢いで毎回のように空気清浄機を倒し、対策として上にガムテープをぐるっとして、粘着部分が上に来るようにつけても、まぁ全く気にせず。ご飯はしっかり食べていても、なんでもかんで、食べちゃうし、ごみは漁るし、もうもう…。それでも、彼らがいたずらしそうなものを一切排除し、遊ぶようにし、だんだん彼らが大人になる中で落ち着くし、今は少しやんちゃで段ボールをかみ砕くくらいの子たちになりました。ケージ内につけるタイプの爪とぎを、まさか分解されると思わなかったので、あの時は愕然としました。水のみの中にぼろぼろの段ボールのかけらと、がっ、がっ、と断続的に響く不思議な音。噛んで引きちぎってを繰り返す音。はぁ。でもかわいいんだよなぁ。あと、段ボールならまだまし。ビニールとか紐とかの時、胃から取り出すのにそれはそれは諭吉がひらひらひらひらひらひら…。

家にいる時間が多くて、動物を飼いたいという話をよく聞くし、ネットでもニュースでももちろん、姪っ子もそんな話をしていて、正直、飼ったことがない家の子が思うペットのイメージって、違うと思うんです。かわいいだけじゃなくて思わぬいたずらをされるし、自分の大切にしてきたものをそれはそれは楽しそうに破壊している姿を見てしまうとか。犬の話になってしまいますが、買ったばかりのサンダルをその夜のうちにボロボロにされて、まだ子犬で、毎晩一緒に寝ていたんですが、もう一緒に寝てやらないと当時私がブチ切れ、母があきれてきちんときれいに洗い、翌朝玄関に置いてありました。靴箱にしまわない私が悪かっただけなんですが。その夜からまた一緒に寝ました。はたまた、外に出れば鳩や雀の首がもうくてっとなったのを放り投げては取りに行き、放り投げては取りに行きなんて姿も見るし、そのあときちんと庭に埋めました。まだ蝉とか虫の方がましでした。ただ、朝起きると枕元にGが死体で、なんてこともよくありました。はぁ。あれはびっくりした。

うーん、何が言いたいか分からなくなってきた。

動物と一緒に暮らすことはいいことばかりではない、大変なこともある。その大変なことを分かったうえで、覚悟のうえで、是非とも一緒に暮らしてほしいなと思います。人間相手のようにはいかないですが、人間じゃないからこその良さが、そこにはあります。まぁ私が人が苦手なだけです。仕草、目線、日常の癖、それこそ排泄物の色、におい、頻度、食欲の上下、水分を摂っているかどうか。言葉が通じないからこそ見て気づかないと取り返しがつかなくなることも。よく言われることばかりですが、書かずにはいられなかったので、書きました。少しすっきりしました。姪っ子には、長期休みに必ず合宿があるチームスポーツをやっているので、合宿の時どうするの、と聞いたら、納得してくれました。私も学生時代は合宿でいないとか修学旅行でいないときがありましたが、両親がそこはかまわない、ひとまず旅行はいけない、というところだけでした。あまり旅行に興味がなかったし、小さい頃行った海はたのしかったしキャンプは犬を連れて行ったこともあって楽しかったけれど、そんなに、なんですよね。

えーと、つまり。猫はかわいい。犬もかわいい。動物かわいい。

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