#80 笑いヨガとは何か (2)
前号で、笑いヨガとは「笑いの健康体操である」と言い切ることで、笑う気分になれない人にも受け入れていただける健康法であることをご紹介した。
笑う気分になれない人は、落語や漫才は聞く気になれない。
つらい気分でいる時や悲しい時、そこから脱出したいし明るい気分で過ごしたいという気持ちはあっても、ふざけたギャグやジョークを聞いてまで笑いたいと思うだろうか。
気晴らしに落語やお笑いのDVDをかけてみたとしても、同じものを何回も観て笑えるわけではない。というわけで、言語に頼らない笑いが必要なのだ。
言語の脳は左脳だと言われているが、笑いヨガの笑いは感覚の笑い、右脳を使う笑いなのだ。
つまり幼い子どもが右脳で笑っているのと同じ身体感覚で笑うのが、笑いヨガなのだ。
「子どものように無邪気になれと言われても、そんなに簡単ではありません」
リーダー養成講座の参加者の女性から言われた。
おそらく70歳前であると思われるが、子ども時代から何年も経ちすぎて、難しいと言われたのだ。
笑いヨガは子どものような身体感覚の笑いと教えているが、それですら抵抗を覚える人がいる。
笑いヨガを学びたくて来る人でさえ、そういうことがある。
だからこそ、笑いヨガは「笑いの健康体操」と言い切り、体操としてハハハと声を出せばいいということを納得していただくのが大切だと思う。
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まぐまぐ「心と身体に効く笑いヨガの力」
Vol.201 “笑いヨガとは何か 2” (2013.6.4)
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◆笑いを呼吸法と見立てて健康体操として行う笑トレ。
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