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#11 笑いヨガの始まりは、おもしろ話だった
“自分を信じる Believe in Your Ideas”
Dr.カタリアは、笑いクラブという発想が浮かんだその日に笑いクラブを始めた。
早朝4時に「笑いクラブ」のアイデアが思い浮かび、7時には公園に行って、散歩する人に「一緒に笑いましょう」と声をかけ、初日は5人からスタートしたのだ。
しかし最初は今の笑いヨガのスタイルがあったわけではない。
皆で輪になっておかしな話を披露しあったのだ。
それはたいへん好評で、どんどん人が集まってきたが、10日もしないうちに話のネタは尽き、同じ話や誹謗中傷で人をバカにする笑いになったという。
その時の話をトレーニングビデオ*の中では以下のように語っている。
笑いヨガの歴史において二つ目の転換期となったのは、冗談が尽きてしまって参加者が笑いクラブをやめようと言い出したときでした。
私はこのとき本当に困りました。
しかし、私の中の何かが冗談は笑いに必要ないと確信させていたのです。
私が皆さんにお伝えしたいのは、
「もし何かを信じているのであれば、その気持ちを持ち続けなさい。
そこから先どのように進んでいいか分からなくても、それは問題ではないのです。
物事は正しい場所にいずれ落ち着きます。
情熱を追い求め続けてください。アイデアは必ず実現するのです。」
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本気で何かにチャレンジしようとする時、不思議と目の前の道が開けてくるという経験がある人は多いのではないだろうか。
新しいことを始めるとき、問題や壁が自分の前に立ちはだかることはある。
その時、理屈を越えた何かが自分を動かす。
まさに自分自身を信じる力、これこそが先に進めるか否かの分かれ道ではないだろうか。
Dr.カタリアの自分を信じる力が、世界中に広がる笑いヨガのムーブメントを作ったのだ。
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いくらおもしろい話でも、何度も笑えるわけではありまえん。
また、ある人にはおもしろくても別の人は不快に感じるということも、あり得る話です。
Dr.カタリアが、ここであきらめず、エネルギッシュに動いたからこそ、笑いヨガが世界に広がっていったのですね。
まぐまぐ「心と身体に効く笑いヨガの力」Vo11.2009.9.4 “自分を信じる Believe in Your Ideas” より