初詣とSDGs

 2023年が明けた。今年はいよいよ40歳も近づいてきたということもあり、より一層健康第一に留意しないといけないなと思っている。そのためには運動不足解消と食事コントロールをしないといけないのだが、そこは新年。
 まずは、「神頼み」

 今年の初詣は実家から自転車で30分漕げば着いてしまう、法輪寺にお参りをした。法輪寺は寅年の守本尊でもある虚空蔵菩薩ということからもよくお参りしているところというのも参拝した理由だ。ここで、「おや?初詣だから神社じゃないのか」と思った人もいるだろうが、本来、初詣は寺でも神社でもどちらでもいいのだ。

私の場合、割と天邪鬼な性格ということも加えて「人溜り」に入りたくないという思いからいわゆる観光寺社に行かないようにしている。

 今年もガイドブックに載っているような有名神社は長蛇の列だった。どこがどうだったかのかは割愛するが、本当に毎年こういうところへ行く人はある意味尊敬してしまう。お参りをするだけで1時間も2時間も寒い中並んでいる。この行列というものに並んでいる人は時間を無駄にしている。並んでいる人のほとんどはボケーとしているかスマホを見ているかのどちらかだ。

 こういう無駄は許容するのに、大事なことの無駄は徹底的に省こうとする。
実に日本人的だなと感じてしまう。無駄にしたくないなら並んでいる時にも読書をするとかその場でストレッチや運動をするとか勉強するとかすればいいのに思ってしまうが、そういうことは一切しないのがこの行列というものの厄介なところで、またそれを特に重要視しないという半ば思考停止になっているところも日本人的なだとも思う。

話が逸れた。

 この初詣の行列に無理やり昨今話題のSDGsに当てはめて考えてみたい。
初詣は基本的には、自身の住んでいる地域(歩いていける程度)のお寺や神社(規模問わず)に行くもので、つまり「氏神」と言われるようなお社に行くとされているので、特段旅行にでも行かない限り、観光寺院に初詣に行く必要がないと私は思っている。

 要するにこの昨今の初詣の大行列は、SDGs精神の真逆を行っているのではないかと思うのだがどうだろうか。
旅行に行くなとは言わないが、そうでない人は、自身の家から手の届く範囲で新年のお参りを済ませた方が、よっぽど効率的で経済的ではないのだろうか。
 また、地域の寺社仏閣を意識することで地域コミュニティを考えることにも繋がるし普段顔を合わせない人とも挨拶できるという利点もあると思うのだがどうだろうか。

 初詣という年の始まりだからこそ、こういうちょっとしたところから世の中の矛盾、おかしな点を今年も見つめていきたい。

 今年もぼちぼちと更新していきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いします。

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