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<国際アドラー心理学会2024>参加記(2)
ホテル
ホテルはモダンな外観と内装で、部屋はシンプルな作りだった。日本のように冷蔵庫や電気ポットはない。テレビは設置されていたが、一度も電源を入れることはなかった。バスタブはなくシャワー室のみ。トイレは便座が高い位置にあり、かかとが床につかなかった。とはいえホテルではほぼ寝るだけの日々だったので、快適だった。
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滞在中、水にはやや苦労した。水道水は飲まないようにしたが、飛行機で支給される水をはじめ硬水が多く、また一般的にはガス入りが主流のようだった。自動販売機は店内・街中含め目につく所にはなく、夜まで開店しているコンビニも限られていた。ホテルの1階でバーが経営されていたため、最初はそこで瓶に入った水を購入したが、割高かつあまり口に合わなかったため、近くにスーパーを発見してからはそこでVolvicをたくさん買い込んでおくことにした。滞在中、外食がほとんどだったが、最初に水が出てくる店はなく、購入せねばならなかった。
ドイツ・ケルン
日本を出発した6月末の時点でかなり暑かったが、現地は終始20度前後で、心地よい気候だった。雨が多かったのが少し残念ではあったが、それでも何日かは傘なしで過ごすことができた。
学会中はほとんど観光する暇がないため、到着した次の日と、最後の1日でケルンの街を散策する予定にしていた。
偶然、オンラインで友人が日本語を教えている生徒(カナダ人)がドイツで漫画家をしており、その方が仕事の合間を縫って会ってくれるというので、ドイツ滞在初日はこの方との食事から始まった。行きつけのお店に案内してもらい、食事をしながら徐々にドイツに来た実感が湧いた。
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食事後に別れ、まずはケルン大聖堂へ。地下鉄で移動したが、乗車券は車内もしくはオンラインで買っておくことになっていると教わった。改札もないしチェックもないので、知らなければ戸惑っていたと思う(結局この時しか電車に乗る機会はなかった)。
駅から出ると目の前が大聖堂だった。雨の中で見る外観はより神秘さを増し、迫力を感じた。後日再び訪れたり見かけたりしたが、天候や時間によって表情が変わるのがとても面白かった。
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ケルンの街はそれほど大きくなく、主要な場所は徒歩で行くことができる。初日は雨だったので長距離を歩かず、チョコレート博物館に行くくらいにしておいた。
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夜はホテルの2件ほど隣にあるドイツ料理店へ行き、ケルンビールやソーセージを堪能した。ケルンビールはすっきりとしてとても飲みやすく、250mlのグラスに入れて飲むので、知らないうちに何杯も空にしていた。コースターをコップの上に載せなければ延々と交換されていくというわんこそばスタイルとのことだった(実際にはおかわりがいるかどうかを聞いてくれた)。ドイツ滞在中はこの店で毎日飲み会をしていた。チップはおよそ10%程度入れて会計をするとのことだった。
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今回接したドイツの人々はみんな気さくで、深みのある顔と低めの声とは裏腹に、怖いと感じることはなかった。
7/3の夕方からいよいよ学会が始まることになっていたが、それまで時間が少しあったので近所の美術館に行ってみた。特に意識して入ったわけではなかったが、当然のようにモネやゴッホ、ルノワール、ムンクといった巨匠の絵が展示されていて、かつ日本のように人だかりができているわけでもなかった。このように日常の中で感性が磨かれているんだなと、その歴史性の厚みみたいなものを感じた。
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そして学会が始まった。
(参加記3へ続く)