今さら今年の読書計画

えーと、二月も終わりに近いというのに、今更ながら今年は何を読もうかと思案中。面白そうなものはジャンルにかかわらず読みたいが、それなりにこだわりがある。

フィクションであれば思いっきりフィクションなのがいい。理系トンチンカンなくせにSFが好きなのはそういうことだ。ミステリーなら普通の人の怨恨からくる殺人事件じゃなくて、思いっきり殺し屋とかスパイとかが登場して欲しい。女の一生がどうちゃらこうちゃら、みたいなのには食指が動かない。いっそ魔法使いやら王子様やらが出てくるファンタジーの方が振り切れていて好感が持てる。

ノンフィクションは専門家（学者さん）が一般向けに書いたものが好き。自己啓発本とかビジネス本とか、生き方のヒントみたいなのは読まない。著者がどんだけ幸せなのか、この目で見ないと信用できなくないか？

さて、とりあえず先ず読もうと思っているのは、先日バリューブックスの飯田さんがやっているyoutube『積読チャンネル』を観て買った（ちゃんとバリューブックスで買って少しだけ売り上げに貢献）、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』だ。『息吹』は読んだので、これでテッド・チャンをコンプリートしよう。

お次は本日めでたく文庫版が発売となった『三体』かな。これ、シリーズ全部をハードカバーで買うと財布が死ぬので躊躇っていたけど、少しずつ文庫で出るそうなので（kindle版もお安くなるよね）この機会に読もうかと。ただ、以前に試し読みを読んだら、いきなり最初が文革の話で胃がモゾモゾして購入に至らなかった。文革、怖い。ポルポトもナチスもKKKも怖いけど、何が怖いって文革が怖い。紅衛兵とかほんと怖い。苦手すぎる。でも、勇気出して読もうかな。

三体 (ハヤカワ文庫SF)

あらやだ、二冊ともSFじゃないの。

ところで今は『薬屋のひとりごと』の１〜14巻を再読している最中。「なろう」発のラノベだ。何、この振り幅？！でもこれ、本当に面白いんだもん。書いてる人、天才だと思う。

薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)

とりあえず暫くは退屈しなさそうだけど、あとは何読もうかな。ゆっくり考えよう。