プロローグ〜繋がりの中で〜
子供の頃、おじいちゃんが「おじいちゃんも子供の頃があったんだよ」と言われた時に、なんだか不思議な感じがした経験はありませんか?
おじいちゃんはずっとおじいちゃんだと思っていたけれど、そうか、おじいちゃんにも子供の頃があったのか。と分かったような分からないような感覚でした。
当然おじいちゃんにもおばあちゃんにも子供時代があり、両親と祖父母がいて、その両親や祖父母にも子供時代がありました。
私たちの先祖は全て、親になりおじいちゃんおばあちゃんになります。その繋がりは1度たりとも途絶えていません。子供や孫への思いは、いつの時も「健やかであれ、幸せであれ」であると思います。
10代遡ると1,000人以上、30代遡ると1億人以上の先祖がいると言われています。その先祖の全ての「健やかであれ、幸せであれ」の願いが、家系の最先端にいる私たちに注がれていると思うと、とてつもないエネルギーを感じ、心強さに繋がりませんか。
人間だけでなく、植物や動物、生命あるものの全てに子孫繁栄のプログラムが組み込まれています。そしてその子孫繁栄が生命の最大のミッション。
「健やかであれ、幸せであれ」の願いも、実は子孫繁栄のプログラムの思いなのかもしれませんね。
遥か昔から続く繋がりの中の私たちもまた、次の繋がりを作り繋いでいくほんの一部の存在でもあり、膨大な思いや経験、叡智を受け継いだとても尊い存在なのです。
忘れかけていた祖父母、想像もしたことがない先祖、そして直近の繋がりである両親への感謝をいつも心の中に置いておくことで、たくさんの応援のエネルギーを感じることができるはずです。
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