2024.8.14:タイパコスパに中指立てて

大好きな喫茶店で働いている。開店から閉店までずっと賑わっているので、働いている間はほぼ休みなくずーっと動き続けている。肉体的にはしんどいけど、すごく幸せで楽しい。

歳も目的もバラバラな人たちが同じ空間にいる。
時代の流れだろう、特定層をターゲットにした専門店が増えている。タイパ・コスパの世の中での経営を考えると、喫茶店は、その逆にある。
そして、私の働く店はその典型だと思っている。

席時間がなく、モーニングはほぼ終日。食事も飲み物もお客さんが引くくらいのサイズでの提供。
だから、各々が銘々の目的に向かって満足ゆくまで過ごせる。早く帰れ、という圧が微塵もない。タイパ・コスパの世の中に中指を立てているかのような居心地の良さがそこにある。

白ごはんみたいに、日常の延長にあるお店が最良の店だと思う。目新しさより安心感。あ〜これこれ、となるような安心感。今日来たのに明日も来たくなる、そんな日常の中に、わたしも働く側として溶け込ませていただいて恩恵を頂いております。

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