びす

生存のための練習日記 御用のある方はXにてお願いします。

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マガジン

  • 日記②:2024

    2024.1月〜の日記です。

  • 休学記②:香川

    2024.7.23〜8.24までの高松での暮らしの記録。

  • よむこと

    読んだ本とエッ セイ

  • 休学記①:九州編

    2024.6.26-の記録。由布院の山奥にいます。

  • 生きること、もがくこと

    みんながこの社会でうまく生きられるわけじゃなくて、とても頑張って生きている人もいるし頑張らなくても生きられる人もいる。どっちが良い悪いとかじゃなくて自分が心から幸せだと思えるように生きることが何より大事なのだと思う。

最近の記事

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誰にも言えなかったわたしの夢

自分の文章を本にしたい。 誰にも言えなかった私の夢。今年は本気で向き合うことにした。 子供のころから、時間があると常に文字を追っていた。図書館に足繁く通い、シャンプーの成分表示を読み、手元に読むものがなくなった時は、コンビニにおいてあるリクルート紙をもらって来て読んでいた。 それと同じくらい文章を書くことが好きだった。 幼い頃は、原稿用紙に短い物語を書いたり、お気に入りのノートに日記を書いていた。 高校生のころ、付き合っていた人がたまたま私の文章を読む機会があった。その時

    • ep1:ちひろ

      ちひろは野良猫のような女だった。 6月の雨の日、満席の店内を一瞥して、まっすぐにこちらに向かってきた彼女は「わたし、ちひろ。」と言い、僕と同じテーブル、向かいの席に着いた。事態が飲み込めず何も言えなかった僕にお構いなく、コーヒーを頼む。湿った黒い大きな目に、腰まで伸びた艶のある黒髪。黒いノースリーブのワンピースからは、水に濡れた樹木の香りがした。 それからどういうわけか、彼女は席が空いていても僕と相席するようになった。どうやら、僕と彼女は定位置が同じらしい。窓際の一番奥、

      • 2024.9.17

        彼氏の家で、元カノが書いたメッセージカードを見つけた。 読んだら負けだと思ってそのまま引き出しを閉じた。 恋人は、たまたまタイミングよく出会って、双方が一緒にいたいと思ったから成立する。便利な言葉でまとめると、ご縁。 だから、元カノに嫉妬したり嫌悪感を抱いたりはしない。 ただ、わたしの時々書く手紙を、そのまま部屋において帰る彼が、別れた後も大切に手紙をしまい込んで取っておくような彼女の存在が、うらやましくて、悲しかった。 私が悲しくなるのは、かなわない感じたときだ。感情

        • 2024.9.9:体調不良に甘やかされたい

          今日は日記の代わりに読書記録を書こうと思う。 昨日いきなり38℃後半の熱がでた。今日は微熱程度に回復したのだけど、それでも体調が優れないので一日中家で過ごした。 彼氏が外出したので、久しぶりに一人で何もない一日を過ごした。 何もしなくてもいいと心から思えた日は、大学に入学してから初めてな気がする。適度な体調不良は罪悪感なく家に引きこもれるのでよい。普段も休日はあるけれど、仕事やタスクがちらついて、常に不安や焦燥感にさいなまれている。 簡単に昼食を済ませ、読みかけだった松

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        記事

          2024.9.2

          彼氏に裏垢のプロフィールを見せつけた。 完全なる事故。特に身バレ対策はしていないが、一万人近くのフォロワーがいるので、バレるのは時間の問題だと思うが、できるものならバレたくない。 裏垢というかどっちも表だと思っている。隠しているわけでないからいいんだけど、でも自分の奥の奥を書いた文章を、身内に読まれるのは、まだ怖い。 基本的に自分のしたことに後悔することはない。目的と過程で得た経験が大切なので、結果はあまり重要でない。大切なのは、信念に沿っているか、よりよい自分になれている

          2024.9.1:本当は毎日ピザをたべたい

          長期的な視野を持つということが苦手だ。 しようと思えばできる。ものすごく気が滅入る。先のことを考えると、現実問題の繰り出すでもでも攻撃に負ける(主に経済面)。本当は毎日ピザを食べて踊りたい。深夜まで音楽や読書に耽って暮らしたい。昼間まで寝たい。 現実のわたしはかなり理性的な生活をしている。 食後の胃の重さを気遣って体にいいごはんを食べる。ほぼ一日中働いて、疲れて無意味に天井を眺め、バイトのために日付を超える前に寝る。日が昇る前に起きてバイトかランニングをする。 今の生活を続

          2024.9.1:本当は毎日ピザをたべたい

          2024.8.31

          体調が悪すぎてバイトを休んだ。人生で初めて二日酔いで欠勤した。ここ数ヶ月、体力が半分になった気がする。意欲もないし体力もない。今の体力を維持するとなると努力が必要なのか…。 バイトの面接をうけてそのまま少し仕事をした。帰り道に抹茶が飲みたくなってnanasへ。抹茶オレが無糖なのが好感度が高い。お腹が減ったら帰ろう、と思っていたけれど一向に減らないのでキリのいいところで切り上げてゆらゆら帰った。 残り物で夕飯を簡単に済まし、僕のマリさんの「すべてあたたかい海」を読み切る。久

          2024.8.30

          9時起床。そのままトレーニングに向かう。優先順位が最も高かった体型維持に最近あんまり熱量がない。多分、体型以外に自分に自信を持てるところができてきたからだと思う。 11時過ぎに家に帰ったら彼氏がまだ寝ていて、無性に腹が立つ。今日は一日中イライラしていた。いつもは落ち込むのに今日は腹が立って、彼氏に八つ当たりしてしまった。「今日機嫌悪くてごめんね」と謝ると「全然気がつかんかったー」と言われた。つくづく彼氏の大雑把なところに救われている。 昼寝したり散歩したりして、バイトをす

          2024.8.28

          彼氏は登山のため早朝に出発する彼氏を見送ったあと、ランニングと筋トレ。 帰ってきてたまごサンドを作る。完璧な晴天だったので、ベランダで食べる。休学して半年、やっと出勤している人をみて罪悪感を抱かなくなった。 遅めのお昼を食べにミルクへ向かう。どんな時でもチーズトーストバター抜きとホットココア。旅をしている時ずっと体がミルクを求めていた。もしわたしが、札幌で推しの店10選という記事を書くならを一番にミルクを挙げる。ここがなくなったら本当に生きていけない。 彼氏が迎えに来てく

          2024.8.27

          母を見送るために8時に起きる。 旅の片付けや消耗品の買い物をしていたらあっという間に昼になっていた。 ちょうど起きた彼氏がうちにやってきてお昼ごはん。生そうめんと焦がし醤油の蒸し茄子、ラムとマッシュルームのスパイス炒め。国籍も名前もない料理を見ると生活している実感が湧く。 途中で終わっていた「三体」のNetflix版を観る。小説は難しくて挫折した。海外の小説がどうしても苦手で、アジア圏のものならいけるかな、と思ったけどやっぱりダメだった。三体はSFで、想像力が求められる

          2024.8.26

          家族と親戚を連れて旅行に行った。 家に帰って、ものすごく疲れてぼーっと1時間以上天井を見つめていた。 大人なので付き合いが必要な場面もあるとわかっているので仕方ないが、ものすごく疲れた。 わたしが家を出て、距離ができたからか、関係が良くなったものの、四六時中一緒にいることは苦痛だ。根本的な性格や考え方が合わないし、お互いの嫌なところは簡単になくなる訳ではない。 家族だから、血のつながりがあるからと言って無条件に気を許せて仲良くいられる訳ではない。家族いう前提条件に甘えず

          2024.8.23

          この夏分の高松での仕事を納める。札幌に帰る前にどうしてももう一度会いたかった友達を誘ってヤンフーへ。 わたしは食に関してすごくめんどくさい。 食べるタイミングとか食べ方とか、最大限美味しく食べることに命をかけている。 そんなわたしにおれちゃんは、喜々揚々とのってくれる。限られた出会いの中で気が合う友達に会えることは奇跡だ。 おいしいものを分け合う時や自分の言葉でものを語る時、巡っている、と感じることがある。 細胞に酸素が行き渡ってシャキッとする感覚。これは上部だけの会話で

          2024.8.21

          午前6時。 朝日の強さが少し柔らかくなり走りやすくなった。蝉の泣く声が弱まり、鳥のさえずりが一番に耳に届くようになった。真夏のピークが去ったらしい。 自炊、筋トレ、美容液、お風呂、ストレッチ。日課になっていたことをしなくなって、初めて効果を実感する。 大切な人も恵まれた環境も、そこで居続けると頭でわかっているつもりで、そのありがたみは薄れていく。慣れなので仕方ない。適応は人が生きていくうえで必要なプログラムなのだから。 だから、定期的に旅に出る。常に循環を繰り返す。 うま

          2024.8.18:理想の休日

          9時半起床。桃をもりもり食べて目を覚ます。 ゴリを採りに穴吹川へ向かう。道中にあるスリランカカレー屋でお昼ごはん。辺鄙な場所にあるカレー屋は100%美味しい。 13:00捕獲開始、16:30終了。 帰り道の食堂で中華そばとおでんを食べた。 泳いだあとのご飯はラーメンとかカレーがいい。遺伝子レベルで刷り込まれている。 牛すじが美味しくてお代わりした。食欲がすごい。夏バテという言葉を知って欲しい。 銭湯に行き、マッサージ機をした後、20:00帰宅。 よく食べ、よく寝て、

          2024.8.18:理想の休日

          2024.8.15:ちひろさん

          22時、全く進まない自転車で銭湯へ向かう。 昼の余韻を残した生ぬるい風が、川の水面を揺らした。光が弾けて、蛙が鳴いた。全てがあまりにも美しすぎて完璧だった。これからわたしは私を殺す。 最も大切にしている本は、と問われると、安田弘之の「ちひろ」という本を挙げる。 通っている喫茶店で片っ端から漫画を読んでいた時代に出会った。 安藤モヨコ、魚喃キリコ、岡崎京子、サブカル女子の一度は通るラインナップの中にその本はあった。子供が背伸びしても手に余る数多なる本の山の中で、幼心なりに

          2024.8.15:ちひろさん

          2024.8.14:お盆のスーパーがすき

          お盆のスーパーが好き。 いつもは滅多に見かけない高級なものを眺めているだけで幸せな気持ちになる。 お寿司、オードブル、お肉、お魚。 閉店間際のスーパーでお刺身を買った。3600円が800円。マグロ、サーモン、ハマチ、タイがいつもの倍くらいの厚さで切られて輝いている。 今まで食べたお刺身の中でも上位に入るくらい美味しかった。残った分は漬けにして、明日の朝ごはんに海鮮丼にしようと思う。 年中行事の余韻。こういうワクワクは歳を重ねるごとに増えていく。生きるのも案外悪くない。

          2024.8.14:お盆のスーパーがすき