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草木染め@玉ねぎの皮
「草木染め」というと、桜や苅安などはちょっぴり特別感がありワークショップでも人気の素材です。
「玉ねぎの皮で染めましょう」となると、特別感がないように思われがちですが、わたしは玉ねぎの皮で染めるのは気軽にできる上、多彩な色をいただけるので大好きな素材です。
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家庭でも手に入れやすい玉ねぎの皮。とはいえ、染め物に使うにはそれなりの量が入ります。わたしは保育施設に縁があるので「玉ねぎの皮取っておいてほしいです」と、袋を渡しておきます。1週間後に取りに伺うとたっぷりと手に入ります。
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これがまたいい香り
コトコト煮込む玉ねぎの皮はオニオンスープの香りがして空腹を誘います。
飴色になった染め液は「茶系に染まるだろう」と見てわかるくらい濃い茶色、飴色です。
鉱物の力を借りて色を定着させるわけですが、その鉱物(媒染)によって、茶色だけではなく、黄色やカーキ色になります。
これだけ多彩な色をいただけるのは玉ねぎの皮染めの楽しみの一つです。
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食べても美味しい、染めても楽しい、玉ねぎは万能ですね。
※画像はワークショップで行った際のものです