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戦争へ向かう北朝鮮

■北朝鮮の挑発
 北朝鮮はアメリカとの非核化交渉を中断する可能性を示唆した。現段階では非核化交渉の中断を検討中。同時にミサイル発射実験を再開することを臭わせてきた。これは北朝鮮がアメリカに戦争を売りつけて譲歩を狙う瀬戸際外交の典型。

UPDATE 1-北朝鮮の金委員長、ミサイル発射中断を再考する可能性=AP通信
https://jp.reuters.com/article/idJPL3N2121CD?il=0

北朝鮮、米国との核協議停止を検討─北朝鮮外務次官=タス通信
https://jp.reuters.com/article/north-kora-nuclear-talk-idJPKCN1QW0DV

■逆効果
 北朝鮮から見れば戦争を売りつけてアメリカに譲歩させたい。これは瀬戸際外交と呼ばれる。瀬戸際外交を採用したのは、ヒットラー・イラクのフセイン大統領などが典型。瀬戸際外交の最初は有効だが行き着く先は戦争。

 理由は簡単だ。相手国は譲歩できなくなり怒って戦争する。瀬戸際外交は独裁者が好んで採用するが、理由は国民の支持を集めやすい。だから行き着く先は戦争だと分かっていても採用する。

 北朝鮮も同じ。今度もアメリカに譲歩させるために戦争を売りつけた。「戦争が嫌なら非核化交渉を止めるかも」と臭わせる。北朝鮮としてはアメリカが譲歩すると思い込んでいる。だがトランプ大統領は譲歩する気など無い。だから北朝鮮のしていることは逆効果。

■制限戦争
 トランプ大統領制限戦争を採用している。制限戦争は軍事力で相手国を脅し、相手国に譲歩させる。これまでは北朝鮮が譲歩したからトランプ大統領の軍事力圧力も低下。だが北朝鮮が強気に出れば、トランプ大統領は一段階上に強気に出る。これから北朝鮮とアメリカの緊張は段階的に上がる。

■トランプ大統領はどうする
 北朝鮮が強気に出るならトランプ大統領は沈黙しない。トランプ大統領の一言で緊張が高まることになる。だが遅かれ早かれ北朝鮮は攻撃される。

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上岡 龍次(うえおか りゅうじ)
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