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イランは嵐の前の静けさ

■激しくなる舌戦
 イランとアメリカの舌戦は激しくなっている。お互いに譲歩しないから悪化するだけ。しかも間接的な最後通牒を突き付ける状況になり、間接的な宣戦布告まで終わらせた。つまりイランとアメリカは嵐の前の静けさ。

■空母打撃群の位置
 アメリカは空母打撃群が地中海に居る時は公開した。そしてイランに派遣され、スエズ運河を通過した時は宣伝した。だが、それ以後は位置を伝えない。ジプチを通過する時には宣伝すると思ったが沈黙。

 ジプチ通過を宣伝するなら威嚇になる。軍事的圧力で脅して譲歩させる時に使う。だが、今回は無かった。アメリカは脅して譲歩させる予定は無いことを意味する。つまりイラン空爆は決定事項。

■タンカーへの攻撃
 サウジアラビアのタンカー2隻が攻撃された。これはイランの革命防衛隊の仕業だとされている。だが未だに証拠は出されない。アメリカはイランが関与する証拠を持っていると公言。

 だがアメリカは証拠を出さない。アメリカは証拠を国連で6月上旬に公開する。これは何故だ?証拠ならば直ぐに出せば良い。時間を置いて国連で出す意味は?

1:空母打撃群の攻撃準備に合わせている。
2:国連の公表を正式な宣戦布告とする。

 考えられる理由は上記の2つ。空母打撃群の攻撃準備に合わせること。そして準備が整えば、国連を用いて正式な宣戦布告にする。

■日本の対応
 イランは海上交通路付近に位置するから、日本は嫌でも巻き込まれる。南シナ海・インド洋の制海権維持で海上自衛隊が派遣されるだろう。これは日本国民の生活を護り、経済圏を護る行動。だから日本が参加することは集団的自衛権であり、国民の生活保護でもある。

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上岡 龍次(うえおか りゅうじ)
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