Zoho CRMメールとSalesIQを連携させる方法
前回、Zoho CRMのメール機能は、デジタルマーケティングの第一歩であるメールマーケティングを開始するには相応しいという話を書きました。
Zoho CRMのメール機能で一括送信をすれば、誰がメールを開封し、さらに開封したメール内のURLをクリックしたかがわかるようになります。
これでも十分に高度なメールマーケティングといえますが、さらにもう一歩分析を推し進めようとすると、いつWebサイトを訪れたのか?そこから先の足取りは?、再訪はあるのか?その頻度は?など、いろいろ知りたくなるでしょう。
今回はそんな好奇心を解決する「Zoho SalesIQ」との連携についてご説明します。
SalesIQとの連携方法
Zoho CRMのメールとSalesIQをつなぐには、「SalesIQリンク」が必要です。「SalesIQリンク」は次のような形式になっています。
https://XXXXXXXXX?siq_name=${顧客.顧客名}&siq_email=${顧客.メール}
SalesIQリンクの形式
① http://XXX~:メールからリンクさせたいホームページのURLです。該当アドレスを指定してください。
② ${顧客.顧客名} : メール受信者の名前をSalesIQに引き渡すためのパラメータです。変更せず、このまま利用します。
③ ${顧客.メール}:メール受信者のメアドをSalesIQに引き渡すためのパラメータです。こちらも変更せず、このまま利用します。
つまり、変更する箇所は①のみです。
ボタンに埋め込む
作成したSalesIQリンクをそのままメール本文に貼り付けたり、ハイパーリンクにしてもよいですが、折角ならボタンと連動したいと思います。
テンプレートの編集画面にボタンを作成し、リンクに作成したSalesIQリンクを設定し保存します。
SalesIQにデータを渡す
SalesIQリンクが埋め込まれたテンプレートをメールで配信します。このとき、CRMに登録された「顧客名」と、「メール」がそれぞれのメールのボタンに埋め込まれ、相手がボタンをクリックすれば、これら情報がSalesIQに渡るという仕組みです。
メールアドレスも渡っています。
これまでは把握することができなかった、送信先が「Webサイトを見た時間」が把握できるようになりました。
CRMで確認する
CRMの連絡先タブのメール関連リストで、送信先がメールを開封したか?クリックしたか?がわかります。
以上で、メールを作成 > 一括配信 > 相手先がクリック > SalesIQで閲覧確認 > CRMでメールの開封とクリックの確認 ができるようになりました。
どの送信先がメールを見たのか?すぐ見たのか?数日後に見たのか?どの送信先がクリックしたのか?つまり、配信したメールの興味を把握することができるようになり、いままで行っていたメールマガジンに比べ、圧倒的に情報量の多いメールが送れるようになります。