RME Digiface USB のススメ
ZOOM UAC-8を使ってて非常に気に入ってたんだけど、何点か限界が来たので2017年発売当初から欲しかったRME Digiface USBを導入。
こいた さんのこの記事が無かったら導入に踏み切れなかった。本当にありがとうございます!
マジで感動したので(笑)、書いてみる。
1. 機能 てかこれって何?
・USB2.0のケーブル一本をPCに接続して、8チャンネルADATマイクプリアンプを4台繋いで32チャンネル同録可能
・ADAT in, out それぞれ4系統接続。もちろんAD, DAも可能(DA出力がないADATマイクプリアンプは出力不可)
・クロックソースを自由に選択可能
・MIDI in, out は無し
・アナログ出力はヘッドホン出力が1つ
・DSP機能も無し
・Tatolmix Fx での自由なルーティングには制限無し
と思い切った割り切り。「何はトモアレ多チャンネル優先」だったWAO亭 Studioにはもってこいだった。
価格は6万円くらい。
ADATマイクプリは複数台色々持ってたので使い回せたんで、結果安上がりに32チャンネル。
2. どうして買ったのよ?
ZOOM UAC-8は言われてるより大変優秀で使いやすかったんだけど、16チャンネルを超える案件が多くあって、UAC-8を2台macOSの「機器セット」で使ってたんだけど、てっきり内部ミキサーアプリ↓が2枚見えるもんだと思ってたら、「メニューバー」から切り替えないと見られない。
UAC-8 を2台機器セットで回してた時の構成
時間が限られている中、「ゲイン管理だけでも一括表示したい」との欲望が勝ってしまった。
また、内部ミキサーアプリに「楽器名」を書いておかないといけないのも痛かった。
多チャンネル管理の場合何の楽器のゲインが云々をDAW覗いてチャンネル確認して、ということにも手間取っていた。
WAO亭 Studioのブースでは、MIDI機器を繋いで云々はホボ無い。
スワイプするかデュアルモニターで表示させておけば見られるし、Totalmix Fx Remoteもあるので、iPadで表示させておくことも出来る。
これでズラリと楽器名を打って32チャンネル見渡すことが出来るようになった。
3. 音質ってどうなのよ?
ADATで回すので、当然24/96になると4チャンネルしか回せないので、WAO亭の環境だと8chしか回せないが、24/96の需要はほぼ無いし、そこまでピュアな案件はは無いだろうと判断。
でも24/96で8チャンネル回せれば御の字。
ADATは一部で音が悪いとか色々比較されてることもあるんだけど、クロックマスターに安いながらも外部ソースを設置。
それが功を奏したのかどうかわからないのだけど、非常に安定していて長時間回していてもプチノイズも全く無し。滲んだように感じることもない(鈍感)ので、問題ないと思われる。
というか比較しようがない。。。
3. 安定性って?PC負荷とか?
これが抜群にいいのです。この辺はRMEの美点。
M1 Macにもいち早く対応。ドライバーの相性問題をあまり気にしないで長く使えそうなのも美点。
PC負荷は非常に低く、24/48で回している限り、レイテンシーも非常に低い。
4. どうやって使ってんの?
書くと結構面倒くさい(笑)
・RME Digiface USB
・クロックソースはART Syncgen、「Optical in」でSync(ロック)。
・Focusrite OctoPre Dynamic mk2
・Focusrite OctoPre mk2
・BEHRINGER ADA8200
・BEHRINGER ADA8000
裏を覗くとこんな感じ。グッチャグチャだけど安定している。
5. ヘッドホン出力しかないよ
アウトプットはどこからでも出せるんだけど、よく聞くとRME Digiface USBのヘッドホン出力とADATマイクプリから取り出した音が若干違う。
うーん、と思い Macky Big Knob モニターコントローラーを追加購入。理屈ではヘッドホンで聞いた音質と出力されてる音質は同じになる、はず(当社比)。
もちろん、RME Digiface USBのヘッドホン出力でヘッドホンを、ADATマイクプリアンプの出力からパッシブのモニターコントローラーなんかでモニタースピーカーを駆動しても良かったんだけど。
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