macOS インターネットリカバリーにも失敗する時
ことの発端
ある日、いつものように順調に動画を収録。
さぁ、とATEM Mini Extreme ISOに繋がったSSDをMac mini 2020 (Intel 8th Gen, 64GB mom)からネットワーク越しに覗こうと思った瞬間。
ぶちっ
とカーソルが止まり、程なくてシャットダウン。再起動プログレスバーは出るも様子がおかしい。何度も繰り返すばかりでログイン画面まで到達しない。4年間酷使するも一度も無かった。
「これは???」と電源ボタンを長押し、シャットダウン。再起動。
・PRAMクリア → 効果無し
・SMCリセット → 効果無し
リカバリーモードでmacOS再インストールを試みる
20年以上Macを使ってきたが、初めてのことだ。冷静を装いつつ、シャットダウンからのCommand +R でリカバリーモードへ。
・Command + R リカバリーモード → には入れる
・リカバリーモード → ディスクユーティリティー → 問題無し
・リカバリーモードでの macOS (Sonoma) 再インストール → エラー
なんでやねん!!!
何度やっても最後の方でつまづく。詰んだか?
リカバリーモードからのmacOS再インストールは、スMacの内部ストレージに格納されているリカバリシステムからのインストールだから、それでこけているのか?
SIP無効化へ
・電源オンからの Command + Option + R でインターネットリカバリー → やはり同様にこける。
万策尽き果て、翌日へ持ち越す。
リカバリーモードへは問題なく入れるので、落ち着いて「メニューバーにあるError Log」を見る。
写真を撮り忘れたのだが最後の行に、「このMacの機種にはインストールでけへんバージョンのmacOSやで」などと素っ頓狂なことを吐いている。
これはmacOSの「SIPだ!」
SIPとは「System Integrity Protection」の略で、設定や状態は通常、システムのNVRAM(Non-Volatile Random-Access Memory)で管理されているが、Mac内部のmacOSのストレージにも記録されているもの。
SIPの無効化
リカバリーモードからターミナルを呼び出し、
csrutil disable
と打つだけ。このままではセキュリティ上の問題が大きくなるので、色々作業が終わったら更に有効化
csrutil enable
を打つ。これだけ。
気を取り直し、SIP無効化した状態でインターネットリカバリーを試す。
1度目は同エラーが出たが、二回目にどうやら成功!!!
再び再起動がかかるが、そのまま待機すると、プログレスバーが出て、macOSの再インストールが開始された!(有線でも約30分かかるので気長に)
やった!写真撮り忘れた!!(笑)
再起動!
復活!mds storeとか色々バックグラウンドで動くようなので、このまま丸一日寝かせてみる。
マトメ
・PRAM (NVRAM) クリア
・SMCリセット
・SIP無効化
これでフォーマット〜の再構築は免れた模様。
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