わをのれ

ちゃんと続けたいという思いです。オチがついてるやつと感情の殴り書きがあります。

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ちゃんと続けたいという思いです。オチがついてるやつと感情の殴り書きがあります。

最近の記事

きゅうりとアボカドが嫌い。

きゅうりがすごく嫌いで。 あの食感とか、味がなんもないのに変な汁が出てくる感じとかすごく嫌いで。 いつもおかあさんが食卓にサラダを並べてくれると、弟はきゅうり大好きなので、僕の分も食べてもらっていました。 弟はトマトが嫌いだったんですけど、僕はトマト大好きなので、交換とかよくしてました。弟ありがと。 アボカドがすごく嫌いで。 勘違いしないでくださいね、味とか食感とかは結構好きです。 でも、見るたびに元カノとの思い出を思い出してしまうんです。 付き合いたてにアボカドサー

    • 何回過去に戻っても

      人生の教訓は誰かが不意に放った「何故か心に残っている言葉」に隠れているような気がします。 たまに、過去に戻ってやり直したいという甘い考えをしてしまう時ってありませんか? あの時こうしていれば、こう言っていれば。 もしかしたら今の自分はもっと違うものになっていたのかもしれないと、自分を守るための言い訳に使ってしまいます。 例えば麻雀中に。 あの時字牌を切らなければ、国士無双を和了ってたじゃんとか、赤ウーピン引くんだったらこれ残しといたのにとか。 冗談はさておき、大切な

      • 一台の中古車

        大学2年生の僕は、一台の中古車を買った。 特に乗りたい車とかも無く、型も新しくなくていいし、色も別にこだわりもない。できれば普通車で、みたいな。 車がないと遊びに行けないと思ったので、成人祝いのお金を頭金に、毎月1万円ずつ払うローンを組んで、中古車を買った。 おじいちゃんが車関係の仕事をしていたので、乗って僕に引き渡しに来てくれた。 「最初だからガソリン満タンにしに行こうか」 初日におじいちゃんに入れてもらったガソリンで、どこを走ったのかはあまり覚えていない。 なぜあん

        • 弟という男について。

          弟と喧嘩をした。 きっかけは些細なものだった。 仕事の疲れもあった。つい強く出てしまった。 「お前は俺を馬鹿にしている。下に見ている。」 一番言われた言葉だった。 図星をつかれたから、怒っているのではない。 本当の思いが伝わっていないことに怒っていたのかもしれない。 いや、伝えていない自分が悪いと思う。きっとそう。 弟は芸人になるために大学を辞めた。 「友達がいないから中退した。」と舞台の上ではよく言うが、本当は芸人になるために、兄である自分が辞めさせたと言っても過言

          信号機に照らされた桜

          2年で教員を辞めた。 なんら特別なことではない。よくある話だ。 結局、何かになりたいと思い続けていた僕が選んだ道は安定を捨てることだっただけだ。 何かを捨てないと成功できないとよく言うが、果たして本当にそうなのだろうか。 全てを拾い切って成功している人も沢山いるような気もしていた。 教員から無職に変わる瞬間は、同じ年に同じ学校に配属された同期と一緒にいた。 3月31日の23時59分、他愛もない話をしていると、いつのまにか僕は無職になった。 桜を見るなら昼より夜の方がい

          信号機に照らされた桜

          小説 「運の総量」 

          思えばいつもそうだった。 学校へ行く途中に3回も鳥のフンをランドセルに落とされた小学生時代から始まり、早めにバス停に着いたのにお腹が痛くなってコンビニに駆け込んだ朝を何度も経験した高校時代、思い切って買った新型タブレットは次の日からセールで6000円も安くなっていたのは、最近の話だ。 "人生の運の総量はみんな一律で決まっている。" 「そんなわけねーだろ、クソが!運のいい奴はずっといいし、悪い奴はずっと悪いんだよ!」 そうやって、最寄駅の切符売り場で、また会社までの切符

          小説 「運の総量」 

          成功していると感じている人はきっと読まなくていい。

          去年、「親ガチャ」って言う言葉がすごく流行っていたような。結構周りからも聞いたような。 「あいつって結局金持ちだから親ガチャに成功してるんだな」 「俺は、親ガチャに失敗してるから何やってもダメだよ」 そんな言葉が出ると、何評論家かもわからない人が、「これが貧困の差の現れだ」とか、「どうやって改善するかを考えなくてはならない」とかなんとか言っている。 「親ガチャ」ってすごくよく考えて作られてる言葉だなぁと感じたすぐ後に、いや、そんなに考えて作ってないか。と思い直した。

          成功していると感じている人はきっと読まなくていい。

          伏線探偵

          「この経験を活かして、、」 と言っている人を見ると、どこで使うんやろな。と思ってしまう時がある。いや、その経験、どこへの伏線になっていつ回収するんだろうと。てかそもそも目標と関係ある経験してなくない?と。 僕の通っていた小学校は全学年1クラスしかなかった。 それも20人くらいで1クラスだったので、卒業式では一人一人卒業証書をもらった後に、保護者の方を向き、自分の将来を語るという場面が設けられていた。 当時はそれが普通だと思っていたが、普通にやったら尺がショートしてしま

          伏線探偵

          乗り越えた人アレルギー

          “お悩み相談室”を訪ねたことってあります? ラジオや雑誌には、真っ直ぐに成功した人や大失敗から逆転した人に自分の悩みを相談するコーナーがたくさん設けられている。 ズバッと解決法を出して相談者を導いてくれる人や寄り添って一緒に考えてくれる人。はたまた辛口で切り捨てるような人もいる。沢山の“お悩み相談室”がマンションのようにずらっと開かれて、自分に合った部屋をノックすれば、悩みを相談できる世の中である。 そんな“お悩み相談ヒルズ“にわざわざ赴かない人でも、気軽に周りの人に開

          乗り越えた人アレルギー

          後で後悔して悔やむよ。

          後悔という悪魔に苛まれ続けるのは、人間の運命であると思っていて。 約23年間、悔いの残さないように生きようと誓った瞬間が幾度となくあった気がする。 大学生と同時に下宿しとけばよかったな。とか テストの前日に今は絶対寝た方がいいとか勝手に思って、勉強せずに寝て朝めちゃくちゃ焦ったな。とか あーあそこ、あの例え言えばめちゃくちゃウケたのに、なんで変なこと言ってすべってんだよ!とか ていうか、さっき食べたハーゲンダッツ。お金もったいなかったな。スーパーカップでええやんけ。

          後で後悔して悔やむよ。

          親から学んだ3本の分かれ道

          4月から社会人になったが、正直めちゃくちゃ辞めたいと思う時が数えきれないほどある。 30人ほどの子どもと関わる仕事をしているけれど、一番最初に気がついたことは子どもがあまり好きではないということだった。 同じ仕事をしている人のインスタのストーリーに「100円ショップにいってこいのぼりを見たら、子どもたちの顔が浮かんできて嬉しくなって買っちゃった!」と書いてあってめちゃくちゃすげえなと感じた。やりたい仕事だったんだろうな。 僕も確かに100円ショップにその日行ったけれど、

          親から学んだ3本の分かれ道

          僕とマリーアントワネットと夜道

          振り返ってみれば、こんなことでよかったのか…と思うことばっかりだ。 ストレスが溜まっている時、収めるためには浪費と思っていた。 小さい頃は、ムカついた人がいたらブラックブラックガムとビッグカツを買って、この野郎と思いながら噛みごたえがあるこの2つに頼っていたものだ。 最近は、わりとお金を自由に使えるから、急に思い立ってワイヤレスイヤホンを買ったり、Uber eatsでバカ食いしたりしていた。いや、しなければいけないと思っていた。 話は変わるが、好きな歴史上の人物を聞か

          僕とマリーアントワネットと夜道

          なりたい自分、たりない自分。

          あんな人になりたいな。と思うことは、人間誰しもがあることだと思う。 イチローだったり、北島康介だったり、高杉晋作だったり、松本人志だったり、、、 すごく成功を収めている人が例にあがるが、もっと身の回りにでもいるはずだ。友達のあの人とか、お母さんとか。 斯くいう僕も土曜日のイオンのフードコートで見つけた。 僕はハンカチを持っていない。このご時世、直すべき性格だけれど、22年間一回も持ったことがない。だから、常に手を洗った後は手についた水をその場で切る。指を折り曲げて3〜

          なりたい自分、たりない自分。

          僕の卒業論文

          明日から僕は社会人になると思うと、とても感慨深い。 大学生は人生の夏休みとはよく言ったもので、その通りだと思った。 夏休みってのは、遊ぶと決めて、とにかく後先考えずに遊ぶ人もいれば、計画的に宿題をやっていく人もいる。もちろん最終日が近づくにつれて、大急ぎで宿題を終わらす人もいる。 僕の人生の夏休みは、突然やってきたように思う。つまりはこの夏休みを『楽しもう!』と思って終業式を迎えておらず、特に何も考えずに、ぬるっと迎えた。 いや、きっとみんなそうだ。夏休みですよって予

          僕の卒業論文

          完璧ぐ~のね

          「ぐうの音も出ない」という言葉がある。 徹底的にやり込められて一言も言い返せないときだったり、反論や弁解の余地がないときに使う言葉。 例えば練習をさぼって怒られたときには、ぐうの音も出ない。だったり、あの先輩の理論がしっかりとした意見に対してぐうの音も出ない。だったり。 ぐうの音も出ない時には、たとえ理不尽でも、やり込められているというある意味、白旗の要素が含められている。 逆に、相手をぐうの音も出ないくらいやり込めることに成功したときには、勝利のような感覚を得ること

          完璧ぐ~のね

          キャッチコピー

          面白い広告を見るのが大好きで、よく調べる。 例えば、海外の包丁の広告。 まな板の上にニンジンがおかれているが、切れ味がいいことをアピールするためにまな板ごと切れている写真が貼られている。おもしろい。 坊ちゃん文学賞のキャッチコピー。 「その不満。言えば愚痴。書けば文学。」 おもしろい。確かにそうだと思った。 まだまだたくさん素晴らしい広告があり、写真を使っても、キャッチコピーだけでも考える人のテクニックや才能があふれ出ているようで、とても好きだ。一つの作品としてす

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