【第99回天皇杯】川崎ブレイブサンダースvsシーホース三河
快勝です!
序盤の強度が心配だった昨日のゲームからは一転して今日はスタート直後からよく脚が動いていた印象。
そしてスタートはいいけどユニット入れ替えたら…はあるあるだったんですが、今日は入ってくるメンバー全員スムーズにゲームに入れてました。
3Pがなかなか来ないな〜と思いつつもちゃんと崩して2点でゲームメイクもできるようになっている点が確認できたのも素晴らしい。
ロスコ&トーマスの功績
言わずもがな得点力が二人共素晴らしいです。
どちらも中外両方いけて、空いたスペースに鋭く切れ込めるので相手ディフェンスからすると非常に守りにくい。
もう一点が、トランジションのスピード。
ディフェンスリバウンドを確保したときに必ず先頭を走ってくれるので流れに乗ってるときにテンポの速いバスケで爆発力を作りやすい。
そして一番が、この二人が安定しているのでニックとJの負担が昨季に比べて大きく減らせていること。
ゲーム終盤でも体力が残った状態のカードを複数枚持てて、その日に合わせて繰り出せるのがとても助かります。
祐眞とニックで13点だったにも関わらず100点ゲームに持ち込める爆発力は今季に大きな期待を持てます。
祐眞&竜青さんが楽しそう
昨季はマット先生が早々に怪我離脱してしまった影響で、どうしてもこの二人のどちらかがボールハンドラーをしないといけない展開が多かった。
その結果どうしてもオフェンスが停滞する時間が増えたし、その影響でディフェンスでの機動力もイマイチ高まりきらなかった印象です。
ロスコとトーマス、そして納見くんのハンドリングが期待できることでこの二人の負荷も小さくなったように見えます。
そうなると元来アグレッシブモンスターの二人の持ち味が爆発している。
得点こそ少ないものの、攻守ともにトップギアで戦えてる時間が多く、この二人から流れができる理想の展開。
祐眞はもう一段くらい覚醒できると思うので、それはシーズンに期待です。
Jのシュートどうした
3Pが3/4。これは元々得意なので当たる日はこれくらい当たる。
フリースローが6/6!?
しかも見てる限りまぐれではなくタッチが良い。
ディフェンス面での負荷が減った影響がここにも来ているのであれば非常に大きいです。
ファールをもらってフリースローラインに立つ機会が多いJが、高確率で決められるとなると川崎のオフェンスにもはや死角がなくなるかもしれません。
SG~SF陣の奮起に期待
好材料の多い天皇杯でしたが、敢えてリーグ優勝に向けて苦言を呈するとしたら#12野﨑くん、#18かまちゃん、#37飯田くんのステップアップ。
飯田くんはなぜかプレータイムが少なかった中でも持ったら3Pを放つのでこのままやってほしいですが、それなりにプレータイムがある中で良くも悪くも存在感がまだ薄い野﨑くんとかまちゃんは今のうちから頑張ってほしいでうす。
シーズン終盤になるとある程度チームを固めないといけなくなってくるので、前半のうちにファクターXになれる光明を見せてほしい。
今のうちは多少強引なドライブでもシュートでも、ファールになっちゃうディフェンスでもいいので、このメンバーに関してはチーム連動を気にせずアピールのためにエゴを出してほしい。
ディフェンスのローテーションは今後の課題
昨季に比べてオフェンスの手札と破壊力が増えたのは見えた気がします。
現時点でもリーグではそれなりに戦えると思います。
しかし川崎の目標はあくまで史上初3冠。リーグ優勝です。
そうなると気になってしまうのが、時折イージーにディフェンスを崩される場面です。
ローテーションが間に合ってなかったり中途半端だったりすることで、その手前で強めのプレッシャーをかけていても「あれ?」ってくらい簡単なシュートを決められる場面がちらほらあったように思います。
平均失点を70点付近に、平均得点を85点付近に、を目指してディフェンス面のステップアップは今後の見どころかなと思います。