221130 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:「30万円で家が買える」中国の元炭鉱街へ、ローン地獄を逃れ移住する若者たち
過剰ともいえる、自らの新型コロナ対策でどんどんと疲弊する中国経済。すでに3年近く続く非常事態下で、企業体だけでなく、個人の生活も大きな見直しが迫られています。
そんな中で突如、若者たちの間で「家を買って快適に過ごそう」という話題が注目を集めました。舞台は昔は炭鉱の町としてブイブイいわせていたものの、今や寂れて昨年末には中国で初めて財政破綻を公表したと話題になったほぼ最北の街、鶴崗です。
もちろん、北京や上海などの大都市に比べて街の成り立ちは「それなり」です。それでも、近年はグリーン・ツーリズムに力を入れており、実際に観光客たちの間でも注目度が集まっているお土地柄。観光で来たときのイメージの良さもあって、「鶴崗の快適な家」は新たにちょっとしたブームを引き起こしつつあります。
「夏はエアコンいらず、冬は集中暖房で快適。なによりも物価が安く、ローン地獄に追われない」と、大都会で苦労してマイホームを手にしたものの、このコロナで四苦八苦する人たちを刺激する宣伝文句。そんな若者たちのチャレンジの先には、どんな未来が待ちかねているのか。
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