日本で出版されたアジア関連書籍の感想。時には映画などの書籍以外の表現方法を取り上げます。わたし自身の中華圏での経験も折り込んでご紹介。2018年までメルマガ「ぶんぶくちゃいな」(…
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2025年1月の記事一覧
【読んでみましたアジア本】新しいテーマを古くさい視点でまとめる「罪」/中澤穣『中国共産党 vs フェミニズム』
筆者は昨年、中国から日本に住処を移して、ちょうど10年となった。「彼岸」から彼の国を眺めていて感じるのは、ここ10年間の中国の変化はすさまじいということだ。
まず10年前は習近平時代が始まったばかりだった。すぐにその変化が伝わってきたのはメディア界隈からで、かつて北京市でメディア規制を担当していた人物が、国務院(内閣に相当)インターネット弁公室の責任者になったとジャーナリストたちが口々に論じてい
新マガジン「思考することば」試運転開始
ずっと前にマガジンとして設定はしてあったのですが、ずっと空白のままほったらかしにしていた「思考することば」の試運転を開始しました。「思考することば」はもともと、2010年前後にあるウェブサイトで連載していた同名コラムのnote延長となります。
ことばは生き物です。毎日のように中華圏のニュースを眺めていると、次々に新しい言葉が生まれ、生き生きと社会のムードを代弁していることに気づかされます。辞典や