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ようやく、日本における中国に対するイメージがそれぞれの人ごとに多角化し始めたなと感じることが増えてきた。
時おりしも、5年に一度の中国共産党大会開催直前となり、伝統メディア、特に新聞で恒例の党執行部予想レースが始まった。そんなもん蓋を開ければ分かるのだから、人手と時間をかけて競争みたいに各社が予想して見せるよりも、もっと伝えるべきニュースがあるはずなのだが、これは古典中国ウォッチャーの「お約束」
【読んでみました中国本】強みは「鍛え抜かれた筋肉質」と「発想のユニークさ」、それが現代中国人企業家:高口康太「現代中国経営者列伝」
のっけから逆読みするようで申し訳ないが、著者は「あとがき」でこう述べている。
だが、好きか嫌いかの二者択一で決めてしまえば、自然と先入観によって物事を素直に見られなくなってしまうのではないか。
わたしもさんざん書いてきたが、中国に関する報道の良し悪しはこうした考えに立つかどうかに尽きる。なんといっても、中国が日本の隣国であることは変わりなく、またGDPでも日本を抜いて、アメリカと堂々と世界秩序