推しの愚痴を言い出したら魔法の期限が迫ってる証拠
と思うんです。
それってあなたの感想なんですけど(自認型ひろゆき)。
わたしには推しがたくさん存在する。
自身がワンオペでしか趣味を楽しめない人間なので、ゆっくりしか推せてないのだが、いちジャンルに1人という訳では無い。アイドルに至っては4人いる。(だいぶ絞られた方)
その中でも現在一番好きな人をアイドル1とするなら、今回の話題中心は次に推してるアイドル2だ。
アイドル2は超売れっ子グループの1人で、見た目が分かりやすくて元気。好きポイントとしてパフォーマンス(主にダンス)が天才的に上手い。異論は認めない、彼はすごい(どこで出してるんだエゴ)。
人間としては、まあ人種も気質も似てるし親近感はあると思う。リアクションと声がでかい。
そんな彼だが、好きになったのはアイドル1より2年ほど前である。
それこそパフォーマンス動画を見て好きになったのだが、きっかけの瞬間以降もパフォーマンスに関しては本当に大好きだ。胸を張って誇らしいと言える。しかし、問題は人間性だった。
どうも…その…「危なっかしい」のだ、言動と行動が。
いい歳になってその危なっかしさが落ち着くかと思ったら、SNS立ち上がりとともに加速している。
前例として、発言等が燃えたことが何回かファン同士の間とはいえあるので、ヒヤヒヤする。SNSは拡散力も、彼自身と関係が薄い人間にも伝わる力も強いからだ。SNSを始めたことにより、交友関係や食生活も明るみに出て、それもなんとなく…こう…気になってしまう。(具体的になると特定されてしまうのでぼかす)
…と、そのようなことを昨夜ひたすら同じファンの友人に話したのだが、朝起きて思ったことは「わたしは彼が好きなんだろうか?」「なんであんなにネガティブなことを言ったのだろうか?」という疑問だった。
というのも。
アイドルとはいえ同じ人間なのだし、価値観の不一致を感じてしまっても不思議では無い。しかし、過剰な好意故の距離感のバグを起こしては良くないのだ。
「○○のことを思って」とかの、悪種で歪んだエゴで物を語ったり、お気持ち表明してしまうこと。アイドルオタクに特に多いように感じる。生きてる人間のオタクやってる上で、そうなりやすいのは仕方がない。他人は他人だから。だからと言って、領域を侵してしまった時、それはファンではなくて、勘違いステージママになってしまう。
なのでわたしは、推しに対してネガティブな感情を湧かさないことを信条にしている。
ネガティブな感情を抱くくらいなら、他のオタクの発言は見ないし、ニュースも(特にネットニュース)追いすぎない、出演媒体も選ぶし、ファンサも多くを求めないし、なんなら追いかけるのを一旦止めることもある。
とにかく一定の距離、そして「相手は100に対して1で返している」「架空の3次元が現実の中でフィクションを見せてくれている」「彼は本当はただの人間」という呪文を唱え続けている。
これでだいぶ気持ち楽に応援出来るようになったし、下手に「デレ期」や「冷め期」と呼ばれる謎の波も減り、ひたすら穏やかに好きでいられる。
しかし、アイドル2に関しては、これが通じなくなっている、わたしも勘違いステージママと化している、と昨夜感じたのだ。
ただただ飽きが来たのではないか?知りすぎたが故に距離感や感情にバグを発生させているのではないか?もしかしたら、既に「嫌い」の感情が湧いているのかもしれない。
本格的に嫌いになる前にこの行動を謹んで欲しい、
本格的に嫌いになる前にここを直して欲しい、
本格的に嫌いになる前に知りたての頃に戻って欲しい。
全部わたしのエゴだし、彼の変化は彼しか変えられない。
ネガティブなイメージや感情を抱かせたアイドル2本人に罪(とするならば)はあるかもしれないが、その罪を認めてしまったオタク側にもある。
恋愛とアイドルを推す感覚は似てしまう(特に異性だとなおのこと)と言うが、それは錯覚してもいいけど騙されてはならない魔法だ。魔法は、いつか解ける。
大金をつぎ込んできたから(物理)、ずっと救われて好きでいたから、降りるのがなかなかしんどいけれど、(この執念がある時点で何かお察しである)もしかしたら潮時なのかなあ、と切なくなる朝だった。