【フォト旅#6】近鉄激安きっぷで行く『潮騒』の舞台、神島
旅の発端
三重県がこんなキャンペーンをやってました。
その名も、「みえ得トラベルクーポン」。
10000円以上の宿泊だと1泊5000円引き。
ちなみにGoTo併用可のため、たとえば10000円の宿だと、
宿泊費 10000円
GoTo割引 ▲3500円
みえ得 ▲5000円
地域共通クーポン ▲2000円
⇒ 実質 ▲500円
つまり……実質無料ですね。
そして少し前、近鉄からヤバい切符が出ました。
その名も、「近鉄全線3日間フリーきっぷ」。
近鉄に乗り放題で(特急は課金が必要)、1日あたりの値段が1000円。
つまり……これも実質無料では?(暴論)
と、いうわけで、コスパをゴリゴリに効かせた三重旅をキメてきたときの話です。
今回のメイン目的地
三重県といえば、前々から行きたかったのが神島。
三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台として有名で、昔ながらの漁村の雰囲気を色濃く残す、ざっくり言えばエモい島です。
ずっと行きたかったものの、場所がマニアックすぎるのと、
最寄りである鳥羽からもなかなかアクセスが悪くてなかなか行けず。
神島に行くには、島なのでもちろん船を使うのですが、
なんと1日わずか4往復。
距離的にはそんなに遠くないのにこの秘境感……。
しかもダイヤ見てもらえれば分かると思いますが、
日帰りするには午前便で出て夕方に帰ってくる感じになります。
しかし、自分の住まいは大阪。
2便目の10:45発すら結構な早朝に出て、しかも特急を使わなければ間に合わない。
と、いうわけで……。
1日目
実質無料前泊をキメるべく、三重県に向けて出発します。
先の実質無料近鉄きっぷを使い、
先の実質無料宿泊クーポンを使って、津駅近くの某ホテルに宿泊。
10000円プラン、なんとお土産付き。強い。
で、1日目は終了。
2日目:『潮騒』の舞台、神島
朝10時。
鳥羽マリンターミナルから神島に向かいます。
ちなみに宿泊プランの都合上、津駅に泊まったけど、
津から鳥羽は地味に遠いので注意←
海と空しか見えない窓を見てると、「旅」って感じがして好き。
船に揺られ、40分ほどで神島に到着。
良い……。
帰りの便まで4時間あるので、昼ご飯も食べつつ、散策します。
神島、基本的にぐるっと一周できるような作りになっており、
推奨されてもいるので、素直に従うことにする。
ちなみに上の地図でいうと、①~②の間は住宅が多く平地ですが、それ以外はほぼ大自然。
③の八代神社。
④の神島灯台を過ぎるとこんな感じ。
昨日雨だったからか、カタツムリがそこかしこにいました。
何度も踏みそうになって危なかった……。
⑤の監的哨。
『潮騒』ではかなり印象的なシーンの舞台となったそうです。
⑥のニワの浜。
さっきまでひたすら山道をアップダウンさせられたかと思えば、唐突に開けてカルスト地形と海が見えてくるとか、
最高か?
ニワの浜の近くにある学校。エモい。
近くに新しめな建物ができていたので、こっちは廃校になったのかな?
そんなこんなで1周して戻ってきましたが、
まだ時間があるので港周辺をうろつきます。
港周辺も十分にアップダウンがあるので、地図がなくてもこんな感じの場所にたどり着けます。
こういう街を見下ろす系の場所好きだなあ。
長崎っぽさを感じる。
神島、思っていた通りにとてもいい場所でした。
ベタなキャッチフレーズだけど、「『何もない』がある」って言葉が似合うなと思いましたね。
今回は日帰りでしたが、島内には旅館もあるので、
行程によっては泊まってみるのもいいかもしれません。
https://www.sankaiso.net/cuisine/
泊まった時の料理が気になりすぎる……。
3日目(おまけ):生駒山
近鉄のきっぷが3日間有効ということで、神島から鳥羽に戻ってきた後、近鉄で向かったのは奈良県生駒市。
宿泊した1人あたり3000円キャッシュバック。
ということで、こちらも実質無料。
近鉄沿線だから交通費もかからないし、ありがたい。
今回泊まったのは、生駒駅から生駒ケーブルで1駅行ったところにある、宝山寺駅の近くのホテル。
せっかくなので、駅名となっている宝山寺駅に行ってみることに。
お寺へ向かう参道。
かの有名なこんぴらさんを彷彿とさせる標高。
いやほんと、ケーブルカーがあって良かった。
それでも少し坂は上らされたけど。
朝早くて人がいないのもあり、お寺は雰囲気ありまくりでした。
思ったより運動することになったけど、行って良かった。
…ちなみに、この生駒ケーブル、
夜になるとめちゃくちゃ怖いので注意。