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サイケデリック・レスキュー 命の重さ

本題に入る前に、昨日からnoteを始めたのですが、18人の方にスキしていただいて、励みになりました。

これからも、よろしくお願いいたします。


さて、本題ですが。

最近、飛び降り巻き添え事件なる理不尽なことがありましたね。

私の解釈では、女子高生を自殺に追いやるまでいじめた奴らが悪いと思っています。
いじめがなければ、そんな理不尽な事故は起こらなかったのだから。

でも、Xのコメントを見ていると、これでも人間か?と首を傾げるような意見もありました。思いやりを持てないほど、現代社会に、心が圧迫されているのか?ともおもいましたが。

そこで、命について、素晴らしい文章があったので、載せたいと思います。

1990年代に出版された、サイケデリック・レスキューという小説の序文です。

サイケデリック・レスキューという小説は、私設レスキュー隊の物語です。序文は、レスキュー隊員の心得えです。


わたしは諸君に希望する。
諸君の救助を待つ要救助者を救い出せ。
いかに絶望的な状況下であろうとも、
諸君の全力をもって救い出せ。
諸君は救助において卓越した能力ありと
選び抜かれた者ばかりである。
諸君にはその才能がある。
諸君にはその力がある。
まちがいなくある。
特殊救助隊員としての自信を持て。
自らの力を信じよ。
要救助者は諸君からさしのべられる
手を待っている。
死の恐怖と絶望の中で待っている。
要救助者の断ち切られかけた未来を、
明日へつなぐために救い出せ。
必ずや救い出せ。

そして、わたしは諸君に切望する。
救助に向かった諸君が生きて戻ることを。
諸君が他者の生命や安全と引き替えに
命を落とすことは許されない。
万一の諸君の死は、
たすけられた者の心に
重荷となって残るだろう。
諸君を愛する者たちの中に悲しみとなって
残るだろう。
その痛みを思え。
特殊救助隊隊員である諸君は、
そのような痛みを要救助者に、
また諸君を愛する者たちに与えてはならない。
与えることを許されない。

ゆえに、わたしは諸君に切望する。
いかなる状況下からも、
すべての要救助者を、
そして、諸君自身を救い出せ。
これは命令である。
諸君は必ず生きて戻らなければならない。
くりかえすがこれは命令である。
要救助者を救助ののち、
必ずや生還せよ。
必ずや生還せよ。


どうですか?
命って、重いですよね。
(当たり前のことを今さら書くな!とお叱りを受けそうですが。)

いじめだって、人の命を軽く見ている行為ですよ。


いじめの要因でもある、今朝、浮かんだ一句で終わります。


人生に 勝ち負けほど 無駄はなし

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