ぼんぼん彩句
今日読了した本。
俳句にまつわる物語です。
この本を読み始めたころに、両想いのハッピーエンドになる少女小説と併せて読んでいたので、実らぬ恋のエピソードなどは悲しいなと思い、途中でやめてしまいました。
しかし、今年、再び読んで、年齢を重ねた女性のほろ苦いエピソードの数々だなと思うようになりました。
私の信条は嫉妬はNo!というものですが、
ぼんぼん彩句では、手に入らないやるせなさ、くやしさ、さみしいような何とも言えない気持ちが描かれています。
大抵の大人は、そういう気持ちを人に向けることなく、心の物置にそっと閉まって、生きているのでしょうが。
嫉妬のオバケに出会った人生だったので、奥ゆかしい大人になって欲しいですね。
まあ、私も殆ど何も持っていないですが、あるもので、幸せになろうと思っています。