新人作家・杉浦李奈の推論⑪
今日読了した本。
『バスカヴィル家の犬』は、誰が書いたか?という論争です。
コナン・ドイルか?、ロビンソンか?
結論は読んでからのお楽しみですが。
権威ある調査が出てきますが、根底にはお金儲けだったとかがあるので、流行や世間の風潮に流されることなく、自分が大切なものを大切にすることですね。
この本は、作家の世界を垣間見ることができます。
物知りな作家の世界も人間臭さは、一般人と変わらないのかも知れないですね。
やはり、芥川賞、直木賞はすごいようで。
でも、文学に対する姿勢も描かれていましたね。
売り込むための口上も必要ですが、中身で勝負ですね。
最後に、作者が、ホームズの知識やいろいろなことに詳しいので、読んでいて楽しかったです。
私も歳なので、読む本を絞ろうか?と思いましたが、小説を書くには、やはり、知識が必要です。
おまけ
ホームズ愛好家のことを
アメリカでは、シャーロキアン
イギリスでは、ホームジアン
というようです。