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【中国語学習】中国語力0から3年間で日本1位になった私が実践した9か条(前編)

まずは自己紹介

こんにちは!中国の映像制作会社和之夢の日本人インターン生、麻辣烫です!

いきなりですが自慢します。私は中国語が非常にうまいです。「漢語橋」という中国語の能力を競うコンテストで全国1位になり、世界大会に出場し、世界30強の成績を収めました。

今ではありがたいことに、自分の中国語能力を活かした仕事をさせてもらっており、今年の秋からは中国の大学院に進学予定です。初対面の中国人と中国語を話すと、自分が日本人だということをなかなか信じてもらえません。

そんな私ですが、中国語の学習歴は決して長くはありません。「漢語橋」で全国一位になった当時は学習歴は3年でした。(この記事執筆時は4年) 

私は日本人の両親のもとに生まれ、日本で育ちました。20歳の時に友人と一緒に上海旅行に行くまでは中国に足を踏み入れたことさえありませんでした。

とある私立大学の社会科学部に入学し、大学1年生の第二外国語の授業で初めて中国語に触れました。完全に0からのスタートで、当時は你好や谢谢すら言えませんでした。なんなら中国という国や中国語にも一切興味がありませんでした。

中国語を第二外国語として選択したのは、高校の優秀な同級生が「これからは中国語だよ!母語話者も一番多いし、経済発展だって他の国よりも目覚ましい」と言っていたから、ただそれだけです。(結局彼はドイツ語を選んでいましたが…why???)

そしてそこでの中国語の学習や友人との上海旅行をきっかけに、語学の面白さや中国人の温かさに触れ、中国と中国語に魅了されていったのです。

21歳になった2019年8月には大学を休学し、半年間大連という都市で語学留学をしました。コロナの影響で日本に帰ってきてからも継続して中国語に触れるようにしています。

そんな3年間の学習で日本1位になった私が中国語を学習する上で意識して取り組んでいることを9つにまとめました。この9つすべてが皆さんの役に立つとは限りませんが、どれか1つでも納得していただけたら、実践してみてください。見える世界が変わってくるはずです。(長くなりそうなので今回は4つ目までの紹介です。後編は来週!)


中国語会話能力向上のための9か条

とにかくYouTubeを見る
日本人が中国語を話している動画を見る
日本のことを中国語で話している動画を見る
自分の中で言語アイドルを作る
同じ動画を1億回見る
町を教科書にする
独り言を言い続ける
ゆっくり大げさに話す
オウム返しする


①   とにかくYouTubeを見る


これに尽きます。私の中国語学習の半分の時間はYouTubeを使った学習に割きました。


日本の動画と違って、中国の動画にはほとんど字幕が付いています。最初は字幕を中心に見てわからない単語や文法があったらその都度一時停止して辞書アプリで調べます。調べたら次は辞書アプリの中の保存機能で調べた単語をいつでも復習可能にしておきます。そして引き続き動画を再生させる…という流れです。

オススメ辞書アプリの北辞郎

この方法ならばおそらく最初のうちは5分の動画を見るだけでも1時間以上かかってしまうと思いますが、これを続けるとさらに短い時間で動画を理解できるようになるはずです。

そして2日~1週間くらい時間をおいて辞書アプリに保存した単語をノートに書き写す。これを繰り返して私は中国語を勉強してきました。

私のノート

それでは具体的にはどのような動画を見ていけばいいのでしょうか…?↓↓↓


②   日本人が中国語を話している動画を見る


どういうことかと言いますと、最初のうちは中国人が中国語を話している動画を見るなということです。意外かもしれませんが、私は少し前までは日本人が中国語を話している動画で中国語を勉強していました。

なぜなら彼らの中国語は単語、文法ともに簡単なものを使っているからです。中国人が話している中国語は当然自然な表現の宝庫ですが、使う語彙が複雑すぎたり、話すスピードが速すぎたりして最初のうちは参考になりません。

私が中国語学習時初期に見ていたチャンネルがこちらです。


三原JAPANは台湾でアイドルになることを目指している日本人、三原慧悟さんをリーダーとするグループです。大食いチャレンジやゲーム動画など、幅広い分野の動画を上げています。

少し失礼かもしれませんが、彼らの中国語は決して上手とは言い切れません。発音は日本人の訛りがありますし、語彙も豊富ではありません。しかしだからこそ、日本人にとってマネがしやすいのです。外国語で会話をする上で大切なのは、限られた語彙の中で自分が言いたいことを表現することです。

例えば「お腹が痛い」と言いたいのにお腹を中国語で何と言えばいいのかわからないときは、お腹を指さして「这里很痛(ここが痛い)。」と表現すれば相手には通じます。特定の体の部位よりも汎用性が高く、基礎的な単語である「这里(ここ)」を最初に覚えてしまえば、会話に踏み出す勇気が格段に上がるはずです。


③   日本のことを中国語で話している動画を見る


基本的に中国語の教科書は中国語の基礎的な単語や文法を学ぶことができますが、それと同時に中国の文化、習慣、観光地などを盛り込んで作られている場合が多いです。”中国語”の教科書なので当然と言えば当然ですし、中国のことを学ぶことを目的としているのでそれが正解のように思えます。

しかし、日本人が会話の練習する場合に限ってはあまり意味がないと私は思っているのです。

まず大前提として、皆さんが中国語を話していても、あなたが日本人であるという事実は変わりません。例えば中国人の友人と会話をしている場面を想像してみてください。中国に居ようが日本に居ようが、その中国人と会話するときに皆さんが話さなければいけないのは日本のことなのです。

「日本旅行はどこがオススメ?」「日本食って何が美味しいの?」「日本の給料ってどれくらいなの?」…などなど。こういう典型的な質問が中国人から降りかかってくることでしょう。中国人と会話するときにはあなたが日本代表になるのです。

これらの質問に答えるには都道府県の名前納豆やソバなどの日本食の名前を中国語で言えるようになっておかなければなりません。

そこでオススメなのがやっぱり弊社の我住在这里的理由なんです。特にコロナ禍になる前は日本での撮影も多く、中国人が日本のものについて話す動画がたくさんありました。


例えばこの初詣に関する動画。中国にはいわゆる日本の初詣のような習慣は存在しません。しかし日本人として中国人に日本の初詣文化を説明する機会はたくさん存在します。

お正月定番テーマの『春の海』を聞きながら神社で並んで参拝し、おみくじを引いて今年の運勢を占い、屋台のご飯を食べる…。こういう場面を説明するときに使える中国語がこの動画には盛りだくさんです。

まずは日本のことから始めましょう!


④   自分の中で言語アイドル(推し)を作る


皆さんには推しはいますか?陳情令の王一博?YouTuberの李姉妹?

私の推しは阿部力さんです。阿部さんは日中ハーフの俳優さんで、日本語中国語ともに母語話者のレベルです。以前は我住在这里的理由の司会者を務めており、日本人らしくないサバサバとした物言いが人気を博しています。

阿部力さん


私は阿部さんの大ファンなんです。阿部さんの中国語はとても聞き心地がよくてカッコイイ…。
 
このようなこの人が話している中国語は絶対覚えたい!という意識が言語学習にはとても大切です。言語学習は結局モチベーションに左右されます。勉強していて楽しくないと続かないですよね。
 
阿部さん以外にも何人か私には言語アイドルがおり、その人が中国語を話している新しい動画を発見するたびに興奮してしまいます(笑)。


↑↑↑もう一人の推しの西田聡さん↑↑↑

この言語アイドル、異性の人をアイドルにするほうがモチベーションも上がって効果的だとは思いますが、中国語会話の実践の観点から見ると、同姓の人をアイドルにしたほうが良いと考えています。
 
日本語ほどではないですが、中国語にもある程度言語の性差のようなものが存在するからです。単語レベルではあまりありませんが、文章の後ろにつける「啊」や「呀」などの語気助詞や、口調そのものに男女で違いがあります。


少し長くなったので、前編はここまでにします。後編の⑤~⑨でも役立つ勉強法を紹介していくので乞うご期待!!!

↓↓↓↓↓↓後編はこちら↓↓↓↓↓↓

それでは今日はこのへんで!下课!




文字 | 麻辣烫


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