幸せな気持ち
4月3日
3月最終週の5日間
子どもたちは春休みでいつもと動きが違う。
児童発達の子たちは朝から3時まで、放デイの子たちは朝から4時30分までの支援になる。
支援員として仕事を始めて約1年と2か月。
この春休みの支援を通して、ようやく、障害者を持つ親の気持ちやシングルマザーの大変さを体感できるようになった。
とは言ってもほんの少しだ。
言葉で通じない子や、こだわりの強い子と毎日一緒にいたら、そりゃシンドくなる。
この感覚が今一つわかっていなかった。
私は相手の気持ちに憑依することができないから、体験することで理解していく。
6時間以上一緒に過ごしたことで、「あーそりゃ大変だ」と思うようになった。
もっと早くわかりそうなものだけど、ずっとわからなかった。
子育てはどんな子でも大変だと思ってたから。
でも自分の子育てをもう一度振り返ってみたら、実はとても幸せな家庭生活を送っていたことがわかって。
子どもたちは健康で知能の遅れもない。
発達段階で顕著な遅れもなかった。
それでも子育てに疲れて時々一人になりたくなって、ダンナに預けて舞台や映画を観に行ったりしていた。
それがどれほどありがたいことかを、今理解したのだ。
一人で生活することの大変さとか、福祉で働くことの大変さにばかりに気持ちが行っていて、大切なことに気づけてなかった。
4月1日に、ふと自分の境遇や幸せな時間を過ごせたことに感謝の気持ちが湧いてきて、そのままの気持ちを相手に伝えようと思った。
エイプリルフールだから、信じてもらえたかはわからないけど、でもそうしたいと思ったから、自分の望みを叶えた。
すると、自分自身が癒されて涙が出る。
ここから気持ちがグッと軽くなって、大変さではなく、自分の中の豊かさに目を向けられるようになった。ただ自分の中にあるものを出すだけという意味も身をもって体験することで理解していく。
幸せな気持ちでいることをもっともっと増やしていこう。
今日から春休み後半戦。