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非認知能力のススメ
改めて申し上げるまでもございませんが、認知能力に対して、重要と言われる非認知能力。重要と言われながらも、世の中の特にお母さん方にいまひとつ届いていないような気がします。
そうかもしれません。学校はすべて点数で評価されます。志望の中学高校大学に行くには認知能力次第なのです。認知能力を疎かにして非認知能力を磨いても志望校には受かりません。
しかし、認知能力よりも、とは言い難いのですが、認知能力と同じように非認知能力は社会に出てからが特に重要です。
優秀な大学を卒業して入社してきた子たちの非認知能力が極めて低いという例をたくさん見てきました。
非認知能力をいったん整理しましょう。
自己肯定感、グリッド力、耐性、自制心、メタ認知、協調性、思いやり、リーダーシップ、コミュニケーション、クリエイティビティ、など。
どれも数値化できない能力です。
こんな新入社員がいました。
①ランチに誰かを誘えない
誘えばいいのに、と水を向けたら「えー、断られたらイヤじゃないですかぁ」との返事。
②会社の電話が鳴っても出ない
なんで電話に出ないの?と聞くと、「でも、僕にかかってきてる電話じゃないんで」との応え。
この方々偏差値70くらいの大学を出ています。
日本の将来がとても心配になりました。
英語や数学を学ぶ塾はたくさんありますが、非認知能力を学べる塾はありません。私の学童でも「非認知能力を涵養する」とさんざん謳いましたが、保護者の反応はいまひとつでした。
非認知能力養成塾
やってみたいのですが、はたして需要はあるのか?
非認知能力に関しては、以下のように謳っていました。
「21世紀型スキルの必要性」
私たちが生きていくために必要なのは、才能や能力のほかに、コミュニケーション力、ガマン強さ、自己肯定感だったり、なぜ?と思う探求心、人間的な魅力だったりします。それらがあれば、逆に才能なんか必要ありません。じゅうぶん将来食べていけます。
「10歳までに好きと得意と強みを見つける」
成長期に全身を使った能動的な体験をすることで、脳と身体のネットワークが連携し脳の神経成長因子が増えることが最新の研究で分かっています。
アクティブな体験を通して、好きを見つければそれに夢中になり、得意と強みに進化し、人間的な自信にもつながります。10歳までに「好き」と「得意」と「強み」を見つけて、生き抜くための知恵と技術を身につけてください。
非認知能力は人間力、世渡り力
と言い換えることもできます。
能力がとても高いのに、人間的な魅力がなければやはり仕事上大成はできません。どんな人でも自分一人で成し遂げられることなんてなくて誰かの協力がなければ上手くいきません。
能力がずば抜けて高ければ別です。藤井聡太さんやバンクシーみたいな人なら他に能力は要らないかもしれません。
でも、私たちはそのような天才ではないので、やはりどこかで誰かに助けられてはじめて事を成すことができるのです。
そのことの重要さに、気づいている人、いや頭では理解していても本気で必要と思っている人はまだまだ少ないような気がします。