裏を読む

　吉祥寺の高架下に突然現れるこの張り紙。手前は道路である。え？　ここで「ラクロス禁止」？　ラクロスを禁止するということは、ここでラクロスをする人がいるということですよね？　ここで？　広い訳でもなく、道路で？　ラクロス？　そこを確認したい・笑。
　禁止の注意書きはもろ刃の剣でもある。「ここにゴミを捨てないでください」と書いてあれば、ここにゴミを捨てる人がいるということだ。裏を返せば、ここにゴミを誰かに捨てられることを織り込み済みと解釈できる。そうなると、じゃ、オレだけならゴミ捨ててもいいでしょ、という悪魔の発想も成立する。「ここで立ち小便をしないでください」という注意書きも同じ理屈だ。もし、「ここで裸でけん玉をしないでください」と書かれていたら、ここは”裸でけん玉をする人たちの溜り場なのか？”　という邪推もできる。「注意！チカンがよく出ます！」と書かれていたら･･･？？
　
　その張り紙（言動）の裏を読むということは、生きていく上で必要なスキルである。この裏を読むスキルをもう少しマジメに使うと、なぜこの商品は売れているのか？　というマーケティング的な思考や、クリティカルシンキングに繋がる。あまりマジメな分野では使っていないが｡｡｡