変な人から挨拶されたらどうする?
主に子ども(を持つ親御さん、関係のお仕事してる方)向けに書きます。
学校帰り、知らない人から「駅はどっちかな?」と訊かれた。
どうします?
知ってたら、「あっちです」とか答えるのもありです。
でも、よく考えると、子どもに道や場所を訊くのはちょっとおかしい。
不正確な情報の可能性があるから。わざわざそういう不正確な可能性のある情報を得ようとするのがおかしい。
よっぽど田舎で、歩いているのがその子一人で、訊いてきたのがおばあちゃん、だったら丁寧に教えたほうがいいけど。
そうじゃないそこそこの都会で、わざわざ子どもに道や場所を訊く大人はやはり真意を疑ってしまう。
正解という訳ではないが、そんな時は、「おとなの人にきいください」
と答えるのが良い。まったくもって正論。
子どもに訊くより大人に訊いたほうが良い。
さらに、そういう応答の時はできるだけ足を止めないこと。
歩きざま、すれ違いざまに、「おとなの人にきいてください」と言えば、会話はそこで終わる。不審者だったとしても、取りつく島がないと思うだろう。
次に、「こんにちは」と知らない人から挨拶された場合。
これは基本的に、「こんにちは」と挨拶されたら「こんにちは」と返したほうが良い。
では、その「こんにちは」と言ってきた人が変な人だったら?
それでもやはり、「こんにちは」には「こんにちは」で返したほうが無難。
こんな事件があったそうです。
精神的に異常者と思われる人物が街中で「こんにちは」と人に声をかけまくっていた。「こんにちは」と言われても、不審者だったので挨拶を無視した人が刃物で切り付けられた。
「こんにちは、と言ったのに、挨拶返さない、この失礼なやつめ!」と逆上して切り付けた訳です。(ちなみに、「こんにちは」と返した人は無事だったそうです)
という可能性があるので、どんな変な人でも(刃物持ってたらすぐ逃げたほうが良いですが)、挨拶されたら、挨拶は返したほうが良いです。
その場合も、足を止めず、変な人だなと思ったら顔も合わせず、まっすぐ前を見て、歩みを止めず、「こんにちは」と返して、足早にその場から離れること。
と、頭では分かっていても、いざ実際そうできるか?という疑問もある訳です。これは、ロールプレイングの必要があります。
不審者役を大人の誰かがやって、挨拶の仕方、タイミングを練習する。
さらに、不審者が触ろうとして来たら?
さらにさらに、腕を掴まれたら?
これは護身術教室へと発展しますが。
以上のような、防犯教室、護身術教室も出張授業していますよ。
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