周囲感覚の欠如
だいぶ前ですが。「背後感覚の欠如」(2024年1月16日)という記事を書きました。スマホやヘッドフォン以前に、背後を気に掛ける感覚が現代人は退化してると。
「近くに人が来ても気にしない、邪悪な人が近づいても感じない、よって通り魔や事故・事件に巻き込まれてしまう」というような内容です。
最近、イラっとするのは道路を斜めに渡る人。住宅街でも車が通る道です。そこを左右を確認せず、背後から車や自転車が近づいてくる危険があるのに、そっちに注意を払おうとしない人たち。かなりの数でいます。「車と自転車が気を付けろ」という態度です。歩行者ならこれでも百歩譲りますが、車を運転してる人もこうです。自分の車が進む方向しか見ていない。
※写真の車が左折する場合です 自分が進む方向で事故ったら責任ありますが、逆ならそっちが悪いという理屈なんでしょうな。でも、その逆もある。後ろから車が来てなければ発進できるから行こうとして、進行方向を見ていないパターン。これで、自転車の私は巻き込まれそうになったことがあります。
とにかく、最近は周囲を気に掛ける感覚が鈍化してる人が多いのです。それが感覚的な問題なのか、性格的な(自分勝手とか)問題なのか分かりません。
自分の空間だけ良ければいいという理由で、音楽を聴いたりスマホに夢中になっていたり、後ろからぶつけられたら、自分じゃなく相手の責任というスタンス。そういう自分勝手が、本来発揮すべき感覚を鈍化させているのかもしれません。
乗降客の多い駅構内では自分の進みたい方向(動線)を譲らない人が多い。大きな人の流れをすり抜けて向こうに行くのは至難の業。エスカレータの前でも、そこに電車の乗り口があればその場所を死守して(自分が電車に乗ることを優先して)どかない人たち。まあまあ、一事が万事、そんな様相。往来でぶつかってくる人も多い。でも、ぶつかって謝る人は少ない。だからと言って、ケンカするほどの覚悟はない。「おい、痛いな、謝れよ」なんて言っても無視して行ってしまう。
最後はいつも、もう日本と日本人はだめだ、という論調になってしまってごめんなさい。次回は、もっとポジティブなこと書きます!