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Youthの会 総会を開催しました

環の会を通して養子として迎えられた当事者たちが結成した「Youthの会」の総会が行われました。

今年のテーマは「特別養子に迎えられる子のための事務局標準シートを作成しよう!」。
つまり、養子として迎えらえた自分たちが大きくなるにつれて知りたかったことを、縁組みをする場に立ち合う事務局スタッフさんたちに聞いておいてもらおう、ついてはどんなことが知りたかったかを養子当事者として考えてみようということです。

「どうして妊娠したのか」「どうして産もうと思ったのか」「どうして育てられなかったのか」・・・子どもの時には思いをはせることのできなかったことも、自分たちが「産みの親が自分を産んだ年齢を超えた」今となって、「自分だったら産めただろうか」「育てるのは無理だな」・・・と自分に置き換えて考えることができるようになりました。そのうえで、それでも聞いてみたかったことを考え、「これから養子として育っていく後輩」たちのために事務局に知っておいてもらいたいことをまとめました。
知りたいことは大きく分けて「出生の背景」「産み母と家族・パートナーの情報」「子どもの状況(妊娠中、出産後)」「子どもの名前の由来」の4つ。

そしてそれを話し合ううちに、「子どもへの思い」「産みの親のその後の人生」など、色々と出てきました。
「産みの親のその後の人生」は子どもを託した後のことになってしまうのですが、話していくうちに「産みの親の今」を考えていくのは、小さいときから「産みの親の話」をテリングされてきた彼らにとっては当たり前のことです。

今回の企画を通して、「子どもの知る権利」についてより強く考えたメンバーたちは、「産みの親の個人情報を守る権利」とのバランスを考えながらも、もっと知りたい、知ることができるのではないかと考え始めました。
また、新たな活動が始まる気配がしてきた総会でした。

(事務局)

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