配偶者のことを何と呼びますか?—「愛妻の日」にちなんで—
こんにちは、WannaBeMEのしおりです。
金沢の冬は基本的に天気が悪いのですが、ここ数日は良い天気で気分も上がっています☀
さて今日は、配偶者の呼び方について考えていこうと思います。
というもの本日は「愛妻の日」!💐
この記念日にちなんで、呼び名について考えてみましょう~!
配偶者の様々な呼び方
「愛妻の日」ということですが、配偶者に対してはいろいろな呼び名がありますよね。
皆さんは意識して使い分けることはありますか?
呼び名を列挙してみます。
女性:妻、嫁、奥さん、家内、女房、かみさん
男性:夫、主人、旦那、亭主
このあたりでしょうか?
それぞれの言葉の由来を調べてみました。
妻:親に認められて共に生活する女性
嫁:息子の配偶者
家内:家の中にいる人
奥さん:奥の方の部屋に住んでいる、他人の配偶者
女房:使用人時の女性
かみさん:目上の人
夫:男人からの発音の変化
旦那:お布施をする檀家→ひいきしてくれる客
主人:一家のあるじ、雇用主
亭主:その家の主人
様々なサイトで調べたところ、「妻」「夫」がもっともフラットな呼び方で、「配偶者」の意味で生まれた言葉のようです。
「つま」はもともと男女問わず配偶者を意味する言葉で、古い俳句などでは、「夫」と書いて「つま」と呼ぶこともあるそう。
しかし、その他の言葉は何らかの由来を持って、配偶者の呼び名へと変化しているみたいですね。
パッと見てわかるように女性には「家」や「目下」を由来に持つ言葉が多く、「かみさん」のみ妻を立てる呼び名であることがわかります。
一方、男性に対しての呼び名は「目上」「長」に近い意味を持つ言葉が由来になっていますね。
「嫁」は失礼な呼び方?
昨日の朝、こんなニュースを見ました。
1年前、松山ケンイチさんが配偶者の小雪さんを「嫁」と呼んだことで一部から、「嫁という言葉を使ってほしくない」という批判が起きたそうです。
そこから小雪さんは、同じような騒動が起きないように「妻」と呼ぶようにと松山さんに伝えているそう。
皆さんは、「嫁」という言葉に差別意識を感じますか?
正直、批判が起こるほどのことなのかな~と思ってしまいました。
わたしはフェミニズムを勉強していたり、個人的に言語が好きだったりするので、できるだけ「妻」「夫」を使うようにしています。
言葉の由来などを考えると、「妻」「夫」が最もジェンダーフリーに感じるからです。
だから、「家内」「嫁」という言葉を聞くと、ちょっと引っかかることは確かです。
意図して配偶者を蔑視しようとしているわけではないとは認識していますが。
この辺の判断が、フェミニストにとって難しいな~と今回の報道を見て思ったわけです。
「嫁」を許容したらフェミニストとして失格なのかな?
フェミニストなら、「嫁」を「妻」と改めさせるべきなのかな?
と思ったりしました。
言葉とジェンダー
こうした表現に関する話題は批判されやすく、炎上することも多い気がします。
そしてその様子を見た人たちに「フェミニズムってめんどくさそう」と思わせてしまうきっかけにもなっている気がしています。
私は、言葉に関してはある程度寛容でいたいなと思っています。
なぜなら、言葉はとても変わりやすい文化の一つだから。
毎年、「新語・流行語大賞」が発表されるように、言葉は毎日使うものでありながらもとてもうつろいやすいものだと思います。
だからこそ世代間のギャップは生まれやすく、親世代の人たちの常識と私たちの常識は相いれないことが多いなと感じます。
一方で、「言葉は文化を作る」とも言われるように、どんな表現をするかは、そのものの扱い方に影響を及ぼす可能性も大きいことは事実です。
だからこそ、言葉の持つ意味合いに敏感になることは大切ですが、違う世代の常識をただ批判することはしたくないなと思うのです。
なんの悪気もなく使っている場合が多いのではないかな~と思うのです。
松山ケンイチさんの例然り。
だから周囲の人を批判するのではなくまずは自分が意識することから始めていきたいですよね。
たとえば私は、「彼氏/彼女いる?」とは絶対に聞かず、「恋人いる?」と聞くようにしています。
女性のパートナーが必ずしも「彼氏」とは限らないですからね。
こういう小さなことで救われる人もいるかもしれない、と思いながら話すようにしています。
このnoteを読んでくれた友人がこれを真似してくれると嬉しいなぁとちょっぴり願って、今回の記事は締めたいと思います。