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私たちのフェミニズム vol.9

こんにちは!運営メンバーのみずきです。今年の4月からWannaBeMEで活動しています。今回は私のジェンダー観とフェミニズムに対する考えをお話しようと思います。

自己紹介

私はもともとジェンダーに興味関心があり、1人でああでもないこうでもない、ともやもや考えながら高校生活を送っていました。

もっといろんなひととジェンダー関連のことを話してみたい!と思って大学に進学し、そんなときにWannaBeMEを知りました。

それまではフェミニズムについてなにも知らず、今もまだまだ勉強中という感じです。

というわけで今回はジェンダーに関する話が主になってしまいますが、私のジェンダー観を通してフェミニズムに対する考えを少しご紹介できたらなと思っています。

ジェンダーを考える

私がジェンダーについて考え始めたのは高校1年生の頃、LGBTに関する活動をされているやる気あり美さん(https://yaruki-arimi.com/)による

[恋する10代LGBTへ]『確信』
https://www.youtube.com/watch?v=lVtWwMIjtCI

という映像作品を観たことがきっかけでした。

この作品は、ゲイである主人公がいつか好きなひとに自分の想いが届くのだろうか、と頼りない確信を抱く、という切ないけどとても素敵なストーリーとなっています。

この作品を観て、

異性愛も同性愛もどんな恋愛も同じくらい特別なんだなあ、

だからこそどのセクシュアリティのひとも生きやすい社会になるべきだよなあ、

と思いました。

このようなきっかけで私はジェンダーについてもっと深く考えたいと思うようになりました。

ジェンダーステレオタイプについて

ジェンダーについて考えていくうちに気になったこと。それは、

日常にあふれかえるジェンダーステレオタイプ

についてです。

「男はこうあるべきだ」「女らしくしなきゃ」

などといった考え方は社会から消えつつあるものの、

「男って〇〇しがち」「女は〇〇する傾向があるよね」

とか、無意識に思ってしまうことってまだまだ残っていると思うんです。

ステレオタイプってだれにでも潜在的にあるもので、変えていくのってそう簡単ではないんですよね…。

私自身も日々もやもやと考えながら生きてはいますが、やっぱり無意識にジェンダーステレオタイプを捨てきれていない部分も少なからずあり、たまに自己嫌悪に陥ることもあったりなかったり……。

だからこそ、すべての人に考えてほしいことは、

「それって性別関係あるのかな、」

ということです。

男の子なんだから重いもの持って、とか。
女の子なんだから夜道は気をつけてね、とか。

これってよく考えてみれば性別関係ないことだと思いませんか?

華奢な男の子もいれば、筋肉ムキムキの女の子もいますし。男も女も夜道で襲われるリスクは同等にあると思うんです。

ほんの些細なことかもしれませんが、ふと立ち止まって

「あれ?これは性別関係ないかも、」

と考えてみると、意外とジェンダーによる違いってそんなにないんじゃないかな、と感じると思うんです。

生物学的な性別って男と女の2種類しかないけど、ひとの個性ってひとの数だけあるじゃないですか。

そのひとの言動ってジェンダーによるものでもなんでもなくて、

そのひとがそのひとだから、

だと思うんです。

あたりまえのことかもしれませんが、そう考えたらジェンダーステレオタイプって、

ひとの個性を尊重する上で少しじゃまなもの

なのかなと思います。

ジェンダーステレオタイプを払拭することで、より広い視野で、そのひとのありのままの魅力を知ることができるのではないかなあ、と。

その方が世界がもっと素敵にみえる気がするんですよね。

私にとってのフェミニズム

さて、ここまでジェンダーについて長々とお話してきましたが、私にとってのフェミニズムとは

「ジェンダーステレオタイプを払拭させるもの」

だと思います。

女性の権利を求める運動からスタートしたフェミニズムですが、女性のためだけのフェミニズムではない。

男女関係なくみんな同じ人間だよね、
同じ権利をもっていてあたりまえだよね、

ということがフェミニズムの根本的な主張である。

すべての人がなりたい自分でいられるようにするためのフェミニズムなんだと思います。

ジェンダーの平等を実現していく上で、日常にあふれているジェンダーステレオタイプを少しでもなくしていけるように。

そして、ジェンダーにとらわれず、ひととして互いに尊重しあえる社会を実現できるように。

私も日々学びを深めながら活動していきたいと思います。

みずき

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