Anything goes
世の中ってなんでもありだよな。
落ちこぼれがスターやアーティストになったり、極貧が金持ちになってプラチナカードの審査に通ったり、国によって神様違うし、無理だよって思ったこともなんだかんだやり繰りできちゃう事あるし、難治の病気も回復したりする。辺りがミサイルや銃の音に包まれても笑う子供もいる。絶望的な状況で子供を産む母親もいる。不可能が可能になったり、常識も信じてる事も時代によって変わる。
いやあ、なんでもありでなんでも起こるよねホント世の中って。
ホントなんでもありだよ。
死ぬ予兆なぞ無かったこの人が翌日に交通事故で死んだり、優しかったあの人が手を血に染めて死刑執行を鉄格子の内側で待っていたり、尊敬していたその人は浮気発覚と借金踏み倒しの為に行方をくらます。生まれたばっかの子猫はミルクを喉に詰まらせてそのまま呆気なく息を引き取り、学生の頃元気だった良い子は高齢ニートに育ち、幸せな家庭は些細なきっかけでぶっ壊れる。歴史の教科書に載るレベルの疫病と不景気と災害は生きているうちに出会った。
これはたった今作った例だけど、決して非現実じゃないでしょう?
何が起きても、文句は言えるがやり直せない。それがなんでもありであって、そんな法則の元に身を置いている自分や周囲。ただ決まったことだけ、狙ったことだけ起きる環境がどれだけ安全か。
良い意味でも悪い意味でも、なんでもあり。
諸行無常とはよく言ったものです。
自由と保証は対義語でいいんじゃないかな。
そんな中、長い歴史の中で人は”なんでも起きてほしくない”為に文化を築き、ルールを敷き、常識を作った。と、思わレル。
一方で人は人の可能性については”なんでもあり”を望む。宇宙行ったり、薬作ったり、IT生み出したり。なんて都合が良いんだ!責める気などどこにも無い。自分もその血を、そのDNAを引いてるたかがされど人間。都合の良さを望んでなんぼの生き物。
結局何が言いたいかって言うと、
なんでもありって言うとナチュラルにみんないいイメージ持つじゃん。「え、なんでもできるの?叶うの?」って。自分はそうじゃないと思う。”今あなたに起こってほしくない一番最悪な出来事”等も丸々含めて、なんでもありという意味は意味を成すんじゃないかと。
そんな事ふと思ったので書きました。なんでもありな文章構成で。深読みは無用です。浅いから。では。