Waves

上手くいってる時こそ怖いってあるよね。

しんどい時は底が見えてた。上がる事だけ考えてた。人生で登りきるといったら基本的に天寿を全うする事なんだろうけど、そこ目指して登ってる間は上も見なきゃいけないし下も怖い。大事なものを得る時はそれを失う恐怖もセットで付いてくる。怖いのは今も昔も変わらない。今と昔で違うと思うのは、見えてる世界が少しずつ広がってるとこ。そして失う事は当たり前、ごく自然、極めてナチュラルな理だと思い始めているとこ。何百年、何千年も前から、そんな事は誰もが経験している。どれだけの人が悲しみ、どれだけの人が受け入れ、どれだけの人がその痕跡を、その思いの丈を綴った書物を残したのか。世界は広い。誰の目にも止まらず歴史に埋もれた思いも悩みもあるよねきっと。失う事、別れる事、すなわち変化。それは変化だ。固体が液体に、液体が気体に、蛹が蝶に、死人が土に、赤子が大人になる事のように、不可逆的でまるで逆らえない流れ。それに悩まされるなんて今まで散々繰り返された話で、散々まあしょうがないよねで受け入れられてきた話なんだ。今更だし他に仲間がいるよ。それに変わらない。自分がする事は何も変わらない。ベストを尽くす。今できる事をする。それ以外何もない。どんな状況になっても。そこは何も変わらない。

そうして半年が経ったのです。辛かったし楽しかった。悲しかったし嬉しかった。自分の考えを表に出せば、口に出せば、それは自分へのプレッシャーになる。まさに言霊。そのプレッシャーへの向き合い方も自分は学びたい。1人じゃ生きていけないという事が分かった現在。自分ができる事はなんだろう。それを突き詰めてみて見える世界を拝むまで、絶対くたばってやらないと思う社会人です。明日も仕事だ。

相変わらず夏の匂い嫌い。未着手の宿題と病んでた頃を思い出す。

嫌いだけど、それもそうかと感じれる2022年初夏。

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