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Penguin Random HouseのYoung Readersシリーズにはまる。

英語多読(7)

5日目。Penguin と名の付く出版社が2つある。英語多読(2)で書いた通り、GR(Graded Readers/外国の英語学習者の勉強用のシリーズ)には、有名なPenguin Readersがある。改名していて今はPearson English Readersになっている。

ペンギンの愛らしいマスコットで有名な出版社とは別。ペンギンのマスコットのほうは、Penguin Random House。私が今回、はまったのはこの後者のペンギンマークがついている出版社のシリーズから出ているLR (Leveled Readers/ネイティブの子供向け)用のPenguin Young Readers。(米国以外ではPuffin Young Readersという名前らしい)

e bookが充実しているので試しに選んでみた。なんと、英語を読み上げてくれる機能付き。

再生するアプリで異なるのかもしれないが、私の図書館のアプリは基本的にはoverdriveというアプリを利用している。"Start Narration"というアイコンが本の中央、下側にでてくる。クリックすると音声がスタート。読んでいる箇所の文字の色が赤やピンク色になり、動いていくので目で追いやすく、勝手にページもめくってくれる。本というより動画を見ているような受け身の姿勢になってしまうのだけど、英語学習者としては文章を読み上げてくれるのは学習に効果的だと私は思う。ので、速攻で数冊ダウンロードをしてみる。

図鑑っぽい本もあるし、フィクションだけではなのがいいところ。

Penguin Young Readersで読んだのは3冊。Level2を2冊、level1を1冊。


Good Night, Good Knight (Penguin Young Readers, Level 2)

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YL1/922語(from SSS書籍検索)。読書時間:8分。
Night(夜)と Knight(騎士)をかけていて、Good Knightという名の騎士が、3匹の幼児のドラゴンの寝かしつけをさせられるという話。イラストはあまりかわいくない。Nate the Grateシリーズや、Mercy Watsonシリーズのような単純な文章。3回、同じアクションが繰り返されるのでいいかげん3回目は飽きてくる。3回目は読み上げ音声と一緒に音読をして楽しんだ。


Get Well, Good Knight (Penguin Young Readers level 3)

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YL 1.2-1.6/1000語(?)SSSのウェブサイトのこのシリーズの平均値。読書時間:8分。
上で書いたGood KnightシリーズのLevel3の本。Good Knightが病気になった3匹の幼児のドラゴンの介抱をする話。同じく3回繰り返されるパターン。ただし、登場人物も増え、文章も単調もLevel2ほど単調ではないので、私はLevel3のほうが好み。


Why Do Rabbits Hop? (Penguin Young Readers, Level 3)

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YL2/2102語(from SSS書籍検索)。読書時間:14分。

ノンフィクション。簡単な図鑑っぽさがある。げっ歯類(うさぎ、ハムスター、モルモット、スナネズミ)を飼う場合に備えての子供向け指南書になっている。他の本も読んでみようと思う。


ーーー下記は、Penguin Young Readersとは関係なし。5日目に読んだその他の本ーーー


Cam Jansen: Cam Jansen and the Sports Day Mysteries: A Super Special

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YL1.1-1.8/8000~10000語(?)(語数は1日目と同じで私の感覚で。YLは『英語多読完全ブックガイド』のCam Jansenシリーズの平均値)

1日目に読んだ、Cam Jansenシリーズの特別版。3日目に通常シリーズを読んで読み足りなさを感じてがっかりし、特別版のこれなら大丈夫だろうと期待して読む。期待通り読み応えあり。3つの事件をCamのカメラのように記憶を記録できる能力で解決。通常版ももう一つくらい読んでみようかな…。


Babymouse #1: Queen of the World!

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YL2.0-2.2/1759語。読書時間:18分

これも1日目に読んだネズミの漫画。今回は、意地悪なクラスメイトが主催するSlumber Party(パジャマパーティー)に招待されなかったBabyMouseがどうにか招待にこぎつけようと頑張る話。

前日に読んだMonster School: The Sloopy Sleepoverで、合宿でSleepoverという単語を使うんだな、友達どおしの小さなお泊り会だけかとおもった…と感想を書いたけど、そういえばSlumber Partyもお泊り会。ティーンの女の子の集まりを限定的にSlumber Partyに読んで、他はSleepoverなのかな。男の子でもSlumber Partyするのかな、あまり聞かないなぁ…とちょっと疑問。私は女子だからか、この漫画が一番好み。


Thomas' big book of beginner books (I can read it all by myself, beginners books)

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YL/語彙数不明。読書時間20分。

絵本。Penguin Random House社がだしているBeginners bookのI can read it all by myselfというシリーズ。The Standを買ったスーパーで安売りしていたので買ってみる。6話入っている。文章のレベルはバラバラ、文字の大きさもストーリーごとに大きくなったり小さくなったりする。Dr. Seussのキャラクターのアイコンがあるので、韻を踏んだ文章が多いのかな?とおもったら、その通りだった。音読したら楽しい。トーマスのオリジナルのストーリーではないので注意。Dr. Seussが読みたくなってくる。



Dog Man Grime and Punishment

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YL/語彙数不明。読書時間:途中でギブアップ。

漫画。アマゾンの子供用の漫画(Graphic Novel)の部門で#1 Best Sellerの本らしい。が、私は最後まで読めなかった。20分くらい(半分)読んだところでギブアップ。警察署で警官として働く犬(擬人化されずこの犬はミッキーマウスのプルートの立ち位置っぽいかんじで終始しゃべらず犬なのに、警察官になるという…)が、おさるのジージっぽく自分はいたずらしたつもりではないのに市長を激怒させてしまう。警官を首になり、周りがどうにか復職をさせてあげようとする話。アメリカの漫画の絵が雑さにはもう慣れた。コマ割りが他の漫画よりも大きく、セリフも少なめ。男の子だったら楽しめるのかもしれない。


Poppleton

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YL1.2-1.4/842語。読書時間7分。

絵本。Mercy Watsonのように豚の本だけど、こちらは擬人化されている。都会生活をやめて、郊外の一件に引っ越してきたPoppletonが近所付き合いに悩まされるというお話。普通。別に続けて読みたいとは思わなかった。


The Suitcase

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YL/語彙数不明。読書時間3分。

絵本。絵本だけど、挿絵のある文字数がとってもすくない児童書という感じ。絵のタッチが独特で私は好き。スーツケースをもってあらわれた何者かよくわからない生き物。動物たちがスーツケースの中身が気になってしまう…という話。ストーリーは普通。ただ、絵が気に入ったので他の本も読んでみたい。


Grandfather's Journey

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YL1.5-2.0/842語。読書時間8分。

作者はAllen Say。ぱっと見名前からはわからないけれど日本人。作者の祖父の実話をもとにしたストーリー。戦前にアメリカに渡り、米国内を旅行。カリフォルニアに移住。戦争が始まるちょっと前に日本に帰国する。日本にいたらアメリカが恋しく、アメリカにいたら日本が恋しくなるという祖父。同じ日本人で異国に住む身として、あ~、わかる~、と思ってしまう。今はコロナで日本との行き来が簡単ではないけど、この時代はもっと行き来が大変だったのだろうなぁ…インターネットもないしなぁ…と切なくなる。文章は簡単。なにより絵が写真のようでとても美しい。元々作者はカメラマンだったらしいので、その影響もあるのかも。どの絵もポストカードのよう。日系の人が米国で活躍しているのは嬉しくなる。


5日目の英語多読後の感想。

途中でギブアップした漫画もあわせて10冊、合計3時間。Cam Jansenの特別版が3話入っているので、1時間は1冊で確保になっているから余裕だな!と思っていたけど、絵本があるとやっぱり読書時間が極端に短くなってしまって、結局10冊も読む羽目に…。ebookだから、本を変える度に作業がいらない作業が増えてしまって、その都度集中力が切れてしまうので、辛く感じてしまう。絵本は癒しになるので、毎日必ず読みたいのだけど、レベルの選択をミスするとすぐに読み終わってしまうのが悩み。

ずっとebookばかりを読んでいたのだけど、トーマスの本でこの多読始まって初めての「紙の本」を手にとった。やっぱり紙の本はいい。何がいいって、読みたいときにすぐ読めること。タブレットの電源をいれなくてもいいし、アプリを起動しなくていいし、ダウンロードのエラーも気にしなくていい。気に入った絵本を紙で購入して、何度も繰り返して読むのが絵本は一番かな~、と思っている。なによりebookの絵本って味気ない。


 

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