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病院との付き合い方
病院嫌いな人っていますよね。
大きく分けると私もその部類に入ると思います。
それには理由があります。
5年前、身内が突如としてアトピー性皮膚炎を発症しました。手先の湿疹がその数年前から出ていたので、身体の中でずっと燻っていたのかもしれません。
手指の湿疹は個人の皮膚科医を受診した時には乾癬と言われ、総合病院の皮膚科では汗疱と診断されました。が、いずれにしても塗り薬は何の効果もありませんでした。
そして発症したアトピー。
はじめは顔や首のあたり。
少しずつ広がり始めたので皮膚科を受診すると、
大人アトピーですねと言われました。
やはり塗り薬を処方。
初めはなんとなく効く感じはするけれど、
あくまで「なんとなく」です。
治るどころか範囲も広がるので、そこからは本当に皮膚科を渡り歩きました。
が、どこを受診しようと同じ。
アレルギー反応は増すばかり。
それを訴えると
薬の塗り方が良くないとか、
薬を塗ったあとに包帯を巻けとか、
これがダメなら次はこれをとか。
百科事典みたいな厚さの医学書を持ってきて、
写真と見比べながら診断されたり
身体をろくに見ることなくパソコンを見つめたままで話をされたり。
この時に感じた絶望感と違和感、
今でも忘れていません。
そうこうするうち目に痛みが出始めました。
目の周りは皮膚も薄いためダメージも出やすく、
おそらく体液が目に入ったためと思われました。
やはり眼科を受診しても何もわからない。
何も変わらない。
塗り薬に目薬まで‥
完全に路頭に迷っていました。
この頃は本当にキツかったです。
塗り薬は気休めでしかないと体感ではとうにわかっている。けれど塗らずにはいられない。
そんな精神的苦痛が、
本人も私も何より辛かったかもしれません。
ある朝、激しい腹痛に見舞われ
驚いて病院へ連れていきました。
CT検査もしましたが何の異常も見つかりません。
皮膚科も眼科も、先生方はみな首を捻るだけ。
ようやく落ち着いたところで思いました。
「このままだと病院に殺される」
本気でそう思いました。
このままじゃいけない。
ここにいてはいけない。
漢方薬を扱う薬局を訪れたのは、
本当に転機となりました。
すぐに薬を飲むのではなく酵素ドリンクから始めてはいかがですか?と提案されました。
飲み始めて数ヶ月で、みるみる湿疹は改善していきました。
店長さんはとても丁寧に説明してくださいました。
大切なのは腸、すべての症状は腸からのメッセージだということ。
「身体は食べ物で出来ている。」
そんな当たり前の事実を再認識させてもらったのです。調べてもらうと、低体温の低血圧ということもわかりました。
体温が低いと免疫力も下がる。
血圧が低めだと身体中の巡りが鈍くなる。
その頃ちょうど世間ではコロナの話題で持ちきりでしたが、体温37度がアウトだなんてとんでもなくナンセンスなのだということを知りました。
その後、いったんは快方に向かったのですが
再び悪化。そこで薬局から離れ、本格的に漢方薬のお医者さんにお世話になることに決め今に至っています。保険適用の漢方医さんです。
ホント助かっています。
漢方薬を飲み始めると、
数ヶ月で見違えるほど改善。
アップダウンなどもなく安定し、漢方処方の塗り薬さえも使わなくなりました。
すごい。
東洋医学、すごい。
葉っぱや茎を煎じて飲むだけで身体の調子を整えてくれるなんて。最初にそれに気づいた人スゴすぎ。
漢方薬を煎じる匂いはとってもいい匂いです。
煎じ終わった薬草を絞ったあと、
手についた薬を行儀悪いけどぺろっと舐めるのが実は楽しみだったりします‥
ぺろっとね。
いや、ぺろぺろっかな。
ぺろぺろぺろっ、かも。笑
コロナ以降、いろんな意味で自分の身体は自分で守らないといけないと強く思うようになりました。
テレビが言うからとかじゃなく。
自分の頭で考えて選ばないと。
がん検診にせっせと通いながら
添加物たっぷりの調味料やお菓子を食べる。
外出先では良かれと思い、アルコール消毒で手のひらの大切な常在菌を殺しまくる。
プラスチックで出来たマスクを日常的に着用し、吐き出した呼気もナノプラスチックもぜんぶ吸い込んでゆく。
人って何もせずとも一週間でクレジットカード一枚分のプラスチックを体内に取り込んでいるそうです。それをきちんと体外へ排出する力がある人はいいけど、普段から運動もせず良くない食べ物ばかり食べていたらと思うと。
ちょっと怖いですね‥苦笑
細かい話ですが、いい香りがする洗濯洗剤にもプラスチックが入っているんだとか。
それで洗った衣服を着ると、一日中プラスチック吸い込みながら生活することになりますね。
なんてことを、この国で話すと変な人認定される割合が非常に高いです。もしくは興味なさそうに聞き流す人が大半です。
いや、それを使いたい人は使えばいいんだけど。
何が言いたいかというと、
私たちの日常生活に溢れている健康被害などの情報はほぼ与えられないまま
ガン検診には行けよと言われる今の状態。
これってギャグですか?と思ってしまう、ということです。
養老孟司さんは
「自分の身体の声をきちんと聞くこと。病院には、何か変だなと感じた時にお世話になればいい」と仰ってました。
この方の、戦争体験者として書かれた文章を以前読んだことがあります。
「ついこの前まで新聞に躍っていた言葉が、ある日を境に正反対のものに変わった。
あぁメディアも国も嘘をつくのだと知った体験だった。今の若い人たちにこの事を知ってもらいたい。そして言いたい。常に疑うこと、自分の頭で考えることの大切さを。」
医療に関しても同じだと私は考えます。
年は越せませんと言われた父が
絶飲食を解かれ好きなものを食べていいと言われた途端、みるみる復活して退院してしまったという経験があります。
いまだに抗がん剤や放射線治療がメインの日本。
温熱療法や酸素療法など、効果的と思われるガン治療が早く保険適用になればいいねと思います。
この辺のことになると、ちょっとばかし熱がこもってしまうのですが。
でもまぁ、こういうことを考えてばかりいるのは自分の心身に良くないので普段は忘れてます。笑
まずはご機嫌で毎日を過ごすことが
一番の健康法ですから。
なので、地上波なし生活は性に合ってます。笑