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葛藤外し
「こうあるべき」
「こうするべき」
「そんなはずはない」
自分の中にある思い込み、刷り込み。
自覚しているものもあれば、そうでないものも。
意識できるものはいいけど、
潜在意識に刷り込まれてしまっている価値観は厄介。知らず知らずのうちに自分を縛っていたりする。
子供の頃から風邪をひいたりすると母に決まってこう言われた。
「この前あんなところに遊びに行くからだ」
いつしか具合が悪くても隠す癖がついたし、
なんなら自分を責める癖までも身につけてしまった。そのことにはまったく気づかずに。
もちろん、本当はそんなこと言われたくなかった。
でも我慢するほうを選んだ。
だから結婚相手も同じような人を選んでしまった。
課題をクリアしない限り、
どこまでも姿形を変えながら問題は私のところへやって来る。
相手が悪いんじゃない。
立ち向かわなかった自分が原因。
その人を通して、
自分と向き合おうとしなかったことが問題だった。いい加減、学べよって言われていただけ。
いつになったら気がつくんだコイツはって。
スタントン菜穂さんの本を友達に貸したのが5月。
たぶん友達、忘れてる。笑
しょっちゅう会うけど本の話はいっさい出ないので、きっと読んでない。
興味を持って「貸して」と言ってくれて貸したんだけど、もしかするとその友達とあの本の出逢いのタイミングはまだ来てないのかもしれないな。
だとしたら、その時が来るまで友達はあの本を持っていた方がいいと思う。
それに。
私にとって「あの時のあの本」はちゃんとお役目を終えてくれていたのかもしれないと思った。
今の私が手に取るべきは「まっさらなあの本」なのかもね。
そう思い立ち、先日また買いに行ってきた。
手に取るとウキウキした。
お久しぶりです。
また宜しくお願いします、と。
本の中に、葛藤外しというお話がある。
冒頭に書いたような、普段は意識に上がってこないような自分の中の思い込み。
もしくは思考の癖。
それに気づき、外してあげること。
春、出逢うべきタイミングであの本に出逢ったと心の底から思う。
母へのわだかまりが解けた。
離婚してシングルとなった。
そして今、ふと自分の新たな葛藤に気がついた。
かもしれない。
それは幸せになること。
足枷が外れ、
心身ともに子供たちとの穏やかな生活を手に入れた。1ヶ月がたち、自分の中にある靄のようなものの存在に気づいた。このモヤモヤはなんだろう。
ここ最近ずっと考えていた。
その正体がわかった気がする。
「さらに幸せを求めるのは図々しいのではないか?」
これだ!
そんなこと思うわけない。
思ってるつもりも毛頭なかった。
けど。
どこかでそんな考え方、してなかった?
自分で自分に問う。
ちょっと思い当たる気がして驚いた。
葛藤外し。
ここらでまたいっちょ、やりますか。
自分の心の内を覗き込む作業はどこまでも終わりがなく、そして興味深い。